内容説明
本書では、任意捜査における基本的な問題点とともに、任意捜査に関する判例を取り上げ、種々の場面で任意捜査として採られた捜査方法の適法性の限界に関する判例の流れを採り、併せて、これらを踏まえた実務上の留意点を検討している。今回の改訂では、最近の法改正や新たに積み重ねられた判例を見直し、必要と思われる加筆、修正を行った。
目次
任意捜査の意義、強制捜査との関係
任意捜査の方法、その一般的留意点
違法な捜査を行った場合の影響
違法収集証拠排除法則
相手方の承諾を得ても、任意捜査として行うのが適当でない捜査方法
任意捜査における有形力行使の要件と限界
任意捜査における第三者に対する有形力の行使
行政警察権の行使と犯罪捜査との関係
職務質問の要件及び留意点
職務質問と犯罪捜査〔ほか〕
著者等紹介
渡辺咲子[ワタナベサキコ]
明治学院大学法科大学院教授。元東京高等検察庁検事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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