内容説明
1975年から四半世紀にわたって産経新聞紙上に書き続けられた佐藤欣子の正論。歳月を経て真価はさらに輝く。
目次
第1章 国を喪ってしまったという実感(国を喪ってしまったという実感―遅れた政治にこそ問われる責任;日本的な戦没者追悼の盲点―欠落している平和への戦略 ほか)
第2章 憲法改正では基本を正せ(憲法改正では基本を正せ―「国家は悪」であってはならぬ;司法制度改革審議にのぞむ―粗忽な刑律は許すべからず ほか)
第3章 教育は復活できるか(改めて問う少年法の要諦―非行事実を明らかにすることが第一;「いじめっ子」取りまく冷酷人間―勇気と連帯欠く社会映す ほか)
著者等紹介
佐藤欣子[サトウキンコ]
昭和33年東京大学法学部卒業。昭和35年検事任官、東京・横浜各地検、東京高検検事、ハーバード大学ロースクール研究員、国連アジア極東犯罪防止研修所教官・次長、内総理大臣官房参事官を経て、昭和56年退官。弁護士。かたわら(株)リビング・マガジン取締役、研究所長、NHK経営委員などを歴任、現在秀明大学教授
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感想・レビュー
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がんぞ
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産經新聞のオピニオン欄『正論』に’75年(当時女性検事・40歳)から25年余、年10本程度書かれ続けた文章からテーマ別に抜粋。危機管理では’80年には空襲で家族以外の総てを失った父の人生/日本戦後の再建を思い「我ら食いつぶし世代」「近い将来起こると予想される大地震にさえ十分備えているとは言い難い」と感慨。’88「なだしお/自衛隊潜水艦衝突事件」では真っ先にゴムボートで脱出した船長が「船客を自衛隊は手をこまねいて見ていた」というのはおかしいと自助の責任を指摘。夫婦別姓には別産=別々の資産があるから当然とする2012/10/18
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