内容説明
著者は、女性検事として、男性を畏怖することが多い女性・子供の被害者の取調べを不可欠とする性犯罪事件を担当することが多く、被害者やその家族のトラウマ(精神的外傷)の深刻さに触れてきた。本書では、被害者に与える二次被害を最小限に留める配慮のある捜査・公判手続とは何かを模索することにより、暗数の多い性犯罪の立件、適正な捜査、処分、科刑そして被害者の回復の一助とした。
目次
第1章 性犯罪捜査の意義
第2章 性犯罪捜査における一般的留意点
第3章 被害者の特性に応じた性犯罪捜査における留意点
第4章 罪名ごとの性犯罪捜査における留意点
第5章 不起訴
第6章 児童虐待の捜査・公判における留意点
第7章 検察庁の被害者支援
第8章 弁護人及び裁判所の被害者対応
第9章 性犯罪者の再犯防止施策
著者等紹介
田中嘉寿子[タナカカズコ]
大阪高等検察庁検事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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