内容説明
本書は、ジェイン・オースティンの生涯と作品について、可能な限り整理してわかり易く、しかも既に出版されている同様の研究書の構成、方法、評価などの繰り返しにならないように配慮しつつ提示している。
目次
第1部 ジェイン・オースティン年表(ジェイン・オースティンの生涯と作品の年表;歴史年表(1750年より1820年まで)
文学年表(1749年より1820年まで))
第2部 ジェイン・オースティン事典
第3部 ジェイン・オースティン書誌(ジェイン・オースティンの作品;ジェイン・オースティンに関する書籍とパンフレットおよびそれらの年代順リスト;ジェイン・オースティンに関する論文・論説)
著者等紹介
ポプラウスキー,ポール[ポプラウスキー,ポール][Poplawski,Paul]
現在はレスター大学ヴォーン・コレッジで教鞭をとっている。19世紀及び20世紀文学について幅広く教えており、ジェイン・オースティン、モダニズム、ポストコロニアル文学を専門に研究している
向井秀忠[ムカイヒデタダ]
松山大学助教授
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感想・レビュー
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きりぱい
1
ひと言で言うと、半端ない登場人物の事典。3部構成のうち1部は年表(年表も各種濃い!)で、3部が英文のリスト。そして2部が事典部分であるのだが、Aのアボット姉妹からYのミセス・ヤングまで、A5判でゆうに300ページ以上!(全509P)。忘れていたような人物まで漏らさず網羅されてはいるのはすごいが、親族や作品まで混在しているので順に読んで楽しめるというわけにはいかない。おもしろい部分もあるけれど、正直かなり拾い読みの斜め読み。感動したのは「説得」の落下事故の突堤の写真が見られたこと。2009/04/28