内容説明
危機管理はその事態が影響を与える範囲、度合い、期間等により国家レベルで対応すべきものから個人レベルのものまでさまざまであるが、本書では主として企業等の組織体にとって重要なものに焦点を当て、さらに国家レベルのもので企業体等にも直接影響が出るものにつき考察を進めてみた。
目次
プロローグ 日常と非常の切り替え
第1章 危機管理序説
第2章 危機管理の原則(戦いの原則から)
第3章 情報化時代の危機管理
第4章 危機への対応と実務
第5章 企業における危機管理の実例―内部からくる危機要因
第6章 企業における危機管理の実例―外部からくる危機要因
第7章 国家における危機管理の実例
第8章 将来シナリオ(テロ攻撃)
エピローグ 情報の流通と組織の風土
著者等紹介
上田愛彦[ウエダナルヒコ]
昭和8年生。東京都出身。元陸将。防衛大1期卒。東北大大学院博士課程修了。在米防衛駐在官、東北方面通信群長、陸幕開発課長、防衛大教授、通信学校長、技術開発官(陸上)などを歴任。工学博士。DRC専務理事
杉山徹宗[スギヤマカツミ]
昭和17年生。東京都出身。慶応大法学部卒。米ウイスコンシン大大学院修士課程修了。カリフォルニア州立大学講師を歴任。現在、明海大学教授、青山学院大学講師、法学博士、DRC評議員兼研究委員
玉真哲雄[タママテツオ]
昭和8年生。東京都出身。東京大工学部卒。東京大大学院修士課程修了。三菱電機(株)通信機製作所電波製造部長、本社電子事業部防衛システム推進部長、電子システム事業本部技師長などを歴任。DRC主任研究員
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