内容説明
そのよ、ゆめのなかの青竜はやはり老人のすがただったが、いたいたしくきずついていた。「どうして、矢をいってくださらなかったのです。」金武達はうなだれた。「ゆるしてくれ、気がついたとき、池のほとりにたおれ、気をうしなっていた。」老人はかなしげにいった。「あすのよあけ、また黄竜がやってきます。どうか、力をかしてください。」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP＠ehon.gohon
17
どうして青い竜が良い竜で、黄色い竜が悪い竜だったのでしょうか。竜の化身にしたがって、黄色い竜を退治した金武達でした。 青い竜は村を豊かにしてくれましたが、よくわからないお話ではありました。 韓国のお話とのことで、読み方が難しいところが多いのが残念です。2024/01/15
おはなし会 芽ぶっく
16
竜井（リョンジョン）という池に住む青竜（チョンリョン）が、弓の名人金武達（キムムダル）に、襲ってくる黄竜（ホァンリョン）を倒して欲しいと頼む。黄竜の迫力に１度は屈する金武達ですが…。図書館本に、この「かんこく・ちょうせんのみんわ」シリーズ刊行の新聞記事がファイルされていました（毎日新聞2000年８月23日）。経緯を知ることが出来、このような気遣いとても嬉しいです。2021/02/23
いろ
13
龍にまつわる絵本を何冊か見せた中から，９歳男児が選んだ１冊。正直これを選んだのが意外～と思ってたら，１回で読了だった＾＾； 韓国民話，２龍の戦いと弓矢名人のすけだち話で，母(私)はなかなか面白かった。６分で，中高学年向けに読み聞かせてもよさそう。ただ，私の言葉運びと合わなくて，流暢に読むには他より練習が必要そう。それから，絵がところどころ極細の黒線画になるのが，遠目効かなさそうで大丈夫か心配。弓矢名人の金武達(キムムダル)が１度は失敗してしまうけど…というところがグッとくる。2017/06/24
あおい
8
黄竜が攻めてくるから助けて欲しいと池の主青竜に頼まれた弓の名人金武達。竜達の激しい戦いを目にした金武達は…味わい深い絵が魅力的。2023/12/26
ゆう
7
よみきかせ候補に。おもしろかったが、青竜と黄竜の名前が韓国語で、読みづらく、よみきかせは保留。2015/01/27
