出版社内容情報
ページをめくるたび
より豊かに、より強くなっていく。
〈ライブラリアン〉──それは本が読めるだけの不遇スキル。
ライブラリアンの持ち主、貴族令嬢テルミスは前世の記憶を思い出し、二度目の人生は後悔のないよう生きることを決意する。
しかし、父からライブラリアンでは結婚も仕事も難しいと告げられ、早々に窮地に立たされてしまう。
それでもテルミスはたくさんの本を読みながら、料理、商売、そして魔法と次々に学んでいき、次第には失われた古代魔法まで習得を試みて──
才能がなくても読書で身につける！
転生少女の成り上がりビブリアファンタジー！！
内容説明
ライブラリアンの持ち主、貴族令嬢テルミスは前世の記憶を思い出し、二度目の人生は後悔のないよう生きることを決意する。しかし、父からライブラリアンでは結婚も仕事も難しいと告げられ、早々に窮地に立たされてしまう。それでもテルミスはたくさんの本を読みながら、料理、商売、そして魔法と次々に学んでいき、次第には失われた古代魔法まで習得を試みて―書き下ろしエピソード収録！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
38
本が読めるスキルってあかんの？。なんで冷遇されるかな？それに反発してテルーは一生懸命努力する。・・私なんか本さえ読めれば満足。どんな知識も身にならず^^;。スキル至上主義って言ったって戦いに仕えるかどうかの人選じゃないですか。今の世の中ドローン使ってひどいものですよ。本が読める・・それが一番の幸せですのに2025/06/14
よっち
34
スキル判定で本が読めるだけの不遇スキル〈ライブラリアン〉とされた貴族令嬢テルミス。前世の記憶を思い出し、二度目の人生は後悔のないよう生きることを決意する転生少女の成り上がりビブリアファンタジー。ライブラリアンは結婚も仕事も難しい現実を告げられて、それでもテルミスはたくさんの本を読みながら、プリンを作ってみたり、商売のネタを考えたり、魔法陣から魔法を発動させてみたりと、周囲に助けられながら自分にできる努力をして成長するテルミス。いい流れができてきたと思ったら後半は激動の展開で、これからの物語が楽しみですね。2023/11/05
わたー
25
★★★★☆貴族社会においてスキルが絶対の尺度となっている世界で、自分にしか読めない本を出せるライブラリアンという不遇スキルを授かった主人公。そんなことにめげず、怠けそうになる自分を叱咤し、この世界を生き抜く術を得ようと努力していく物語。評判は最悪だけど、スキルを磨けば蔵書数がどんどん増える自分だけの図書館って、本好きの夢では？と思うのだけれど、主人公の前世はそこまで本好きではなかったのかしら。個人的には、暇さえあればスキルで出した本を読んでいたという、かつての王子への共感性が高かった。2024/02/11
サキイカスルメ
14
自分しか読めない本を呼び出すスキルを手に入れた6才の女の子。 希少だけれど悪名高いスキルを、苦労しながら使いこなしていくファンタジー！ 本人の努力が必須のスキルがよかった。 優しい家族や周りの人に支えられ、頑張る主人公がよかったです。2023/11/12
翡翠
9
中盤からは面白かったけどそれまでがきつかった。本を読むのと関係ないのがよく出てきてそれが今後のためとは思わなかった。怠惰に抗いながら勤勉なのは微笑ましかったけど、本好きからしたらライブラリアンが思ったのと違うのでそこは残念でした。スキル狩りの目的分からないどころか、領主の娘さえ狙うの不気味過ぎる。 テルミスは〈ライブラリアン〉という本が読めるだけの不遇スキルを授かる。それでも本も読みながら色々と学んでいって成長していくファンタジー。2023/11/01
