出版社内容情報
「この僕、アリアカ王国第一王子ジョナスとフローチェ・ホッベマー侯爵令嬢との婚約は、現時点をもって破棄させていだたく！」 悪役令嬢の汚名を着せられたフローチェは、光の聖女ヤロミーラ・シュチャストナーに平手打ちを食らってしまう。 だが、その瞬間、彼女の脳裏に、大学女子相撲部であった前世の記憶と、相撲魂が蘇った。 ついでに、この世界が息抜きにやっていた乙女ゲーム「光と闇の輪舞曲」である事も思い出した。 王宮でおこなわれた魔法学園卒業パーティーの会場で、光の聖女ヤロミーラが率いるイケメン軍団と、相撲を自在に操るフローチェとの戦いが始まる。 んで、捨て猫王子は地下牢で拾う。 王宮は大変な事になる。
内容説明
無実の罪を着せられ、婚約破棄を告げられたフローチェは、聖女に平手打ちを食らった瞬間、前世で女子相撲部だった頃の記憶と、相撲魂が蘇った。ついでにこの世界が乙女ゲーム「光と闇の輪舞曲」の舞台とまるきり同じということにも気付く。光の聖女ヤロミーラ率いるイケメン軍団を相手取り、相撲を駆使して切った張ったの大立ち回りを繰り広げるフローチェ。相撲感覚に導かれ、王城の地下へと向かうと、そこには「光と闇の輪舞曲」で最推しだった可愛らしい猫耳美少年、リジー王子が監禁されていた。猫耳ショタ王子を保護したフローチェは、聖女とその裏に控える黒幕との立ち会いに身を投じていくことになるが―。王国存亡の土俵際、フローチェは黒幕相手に金星を勝ち取ることができるのか！！待ったなしの大一番が、今始まる！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ホシナーたかはし
9
大相撲と言われていたのは、若貴兄弟が活躍していたころだと思っています。ネット小説を書籍化したので購読。変な魔法を使うよりは、相撲の技でごり押し？解決していくスタイル、かつてのジャンプ漫画のようで大好きです！コミックス化と聞きましたが、帯ギュのように丁寧な技解説があればいいなぁ2021/09/30
bextar991
5
とあるまとめサイトでこの小説を知り、Kindleにあったので読んでみた。内容はタイトル通り。ラノベ苦手な私でも非常に読みやすく面白かった。なにせ主人公が強くて格好良くて、もし色恋と相撲を天秤にかけたなら相撲を取るだろうというくらい誇り高い力士。序盤の「番付表オープン」や「相撲魂(スピリッツ)」などのパワーワードで惹き込まれ、終盤は主人公一行の清く正しい相撲で黒幕たちを投げ飛ばす勧善懲悪にスッとする。YouTubeやWEBの広告で流れてくる悪徳令嬢リベンジものに辟易している人にこそ勧めたい異色作。2024/03/05
史
4
アース・スターノベルやりおるな。ウェブ版も楽しませてもらいましたが、挿絵やら書き下ろしやらでぐぐぐっと面白さの番付があがったような気がしますね。コメディでありながらも、しかし相撲に対して真摯な作品であるのもまた良いなあと。バトルエンターテイメントの熱さ滾らせるものも盛りだくさん。飯の描写も美味そうだ。なんと10月に新作。はぁ〜どすこいどすこい。面白かった！2022/08/23
niz001
4
あまりにも出オチ感が強すぎてつい購入。相撲じゃなくて大相撲なのが外連味を増す。綺麗に大団円なので２巻は蛇足になりそう。相撲魂が某浪漫回路みたい。2021/08/24
千代
2
『大相撲令嬢』とは…?と気になって。所々？？と思うところがあったけど、面白かった。相撲には特に興味はなかったけど、いつの間にか拍子木や太鼓の音が脳内に響き渡るように。聖属性の儀式魔法なのも面白い。最初は、いや、付与魔法って…と思いもしたけど。まわしドレスとか相撲魂(スピリッツ)のイメージとかアデ吉とかを見てるうちに気にならなくなるもんだな…。エアハルト、アリアカ国技館に行ったら応援するぞ。「はぁどすこいどすこい」つい言いそうになる。webでは続きがあるようなので次巻にも期待。2021/11/08
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