内容説明
資料作成、企画書、レポート、小論文、ブログなど、仕事やプライベートを問わず、文章力が必要とされる現代。人に伝わる文章を書くためには、どうしたらいいのでしょうか?「書くこと」に特化したライターズ・カンパニー「batons」代表であり、ミリオンセラー『嫌われる勇気』の著者が、とっておきの文章術を教えます。
目次
ガイダンス あなたはなぜ文章を書くのか?
第1講 論理的な文章のポイントは接続詞にあった!
第2講 論理のマトリョーシカ人形
第3講 文章のカメラワークを意識する
第4講 起承転結をひっくり返せ!
第5講 説得せずに、納得させよう
第6講 読者に代わって自分にツッコミを
第7講 文章は引き算で考える
第8講 読者はどこにいるのか?
著者等紹介
古賀史健[コガフミタケ]
株式会社バトンズ代表/ライター。1973年生まれ。一般誌やビジネス誌で活動後、現在は書籍のライティング(聞き書きスタイルの執筆)を専門とし、実用書、ビジネス書、タレント本などで数多くのベストセラーを手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ニッポニア
47
これはサクッと読めますし、切り口が少し斬新でわかりやすい。どうして我々は文章を書くのか、その目的は、読者を動かすことである。なるほど。以下メモ。その文章、迷子になっていませんか?論理的な文章を書く。迷子を防ぐには、接続詞が入るかどうかをチェックする。主張と理由と事実が手を結ぶと、文章は本物の説得力を持つ。冒頭に自らの主張と真逆の一般論を。?を入れて、!(主張)のボールを投げる。読者は、大きな嘘は許すが、小さな嘘を許さない。全ての文章は手紙である、誰かに向けて書くことを意識。2022/10/22
しょうご
9
「すべての文章は『手紙』である」というのは、なるほどなと思いました。「なにを」「いつ」「だれに」を意識する必要があります。複写ハガキを書くことでトレーニングしようと思います。2019/08/14
らる
6
文章を書く目的=読者を動かすこと/喜び、感動をシェアしたいという願望/反発されず、読者の心を動かすために「論理的である」ことが必要/主張、理由、事実が揃って、文章は説得力を持つ/客観的状況説明⇒主観的意見、仮説⇒却下的なまとめ/起承転結ではなく、起転承結で書く。自説と逆の一般論⇒自説⇒その理由、事実⇒一般化した結論/すべての文章は手紙である。ただ一人の読者を喜ばせるように書く(特定のあの人。あのころの自分。)2023/11/26
daidainngo
6
最近ブログを書き始めたがイマイチ文章の出来が悪いので何か参考にできないかと読んでみた。なかなかためになることが書かれており納得のいく内容だった。文章中に接続詞はあまり使わない方がいいとよく言われる。しかし、著者の考えは逆で最初のうちは接続詞を多用してもいいと主張している。なぜなら、接続詞は論理的に文章を書く際に文章が迷子にならなくて済むからだ。その理由は本書を読めばすぐ理解できる。内容も短めで読みやすい。2019/08/27
カジノ王
5
webメディア「cakes」が立ち上げたスマート新書。その創刊ラインナップの1冊。文庫よりも小さく、ページ数は110ページなので短時間で読み終えられます。その分、文章の書き方について端的に、最小限の内容がまとめられている。他の文章指南の本を読んでとっちらかるくらいなら、この本から学べることを、しっかりと身につけた方がいい。文章の書き方・入門編として最適。2018/01/24