内容説明
一流ホテルマンと周囲に偽っている歌舞伎町のラブホテルの店長・徹。彼はプロのミュージシャンを目指す沙耶と同棲しているがちょっぴり倦怠期だ。今日も勤め先のラブホテルでいつものように、苛立つ一日をすごすはずだった。歌舞伎町のラブホテルに集まる年齢も職業も違う、訳ありな男と女たち。彼らの人生が鮮やかに、激しく交錯し、欲望、寂寥、秘密が次々と現れる。そして徹の人生もまた予期せぬほうへ変わっていく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
maimai
27
歌舞伎町のラブホテルの店長である徹。徹と同棲してプロのミュージシャンを目指す沙耶。そんな二人を軸に様々な人がラブホテルに集まりその人達が織り成す恋愛模様を描いた小説です。ラブホテルとありますが性描写はそんなに生々しくなかったです。むしろ人と人との関係に重きを置いている感じがしました。最後の最後でみんながそれぞれの道を歩みだすシーンには感動しました。歌舞伎町という街をでてみんなが幸せになることを願っています。2016/06/14
ラッチ
2
これDVDで観たんだけど、染谷の演技が上手い、けど前田敦子は‥あと韓国の女優もいい。 まぁ、点数でいうと100点まんてんで60点ですか。2018/06/01
あーお@干物女crew
1
同名映画作品のノベライズ本。前田敦子推しのため、即買い!即読了!登場人物ごとに語られる描き方。歌舞伎町のラブホテルが舞台。年齢も職業も違う訳ありな人々が集まる場所。一夜の出来事がぎゅぎゅぎゅっと濃縮されて描かれてる。手を止められず読了!読み終わったあとは、なんか濃厚な一日を過ごしたみたいに疲れた…笑2015/03/06
yamatoshiuruhashi
1
同名映画のノベライズ。公開初日に映画を観てからネットで購入。ある日の歌舞伎町のラブホテルを舞台に「グランドホテル形式」での物語進行。様々な登場人物がホテルアトラスと絡みながら収斂していく。「少し」なのか「大幅に」なのか、いずれにせよ人生を踏み外した部分を持つ人々の交錯がもの哀しくも染み渡る。不思議な良さを持つ映画と本だった。「Always 三丁目の夕日'64」そして同主題歌「Good Luck」のショートムービーを観て以来、染谷将太がお気に入りで、その主演で映画観て本読んだから贔屓してるかも。2015/01/28
雨音
0
それぞれがそれぞれの一日を抱えてる。さよなら歌舞伎町。2015/12/15