内容説明
しがない平凡な会社員だった男。彼はひょんなことから借金先である御殿川組の幹部を殺めてしまい、今は北原と名乗って南米のとある街でひっそりと暮らしていた。そんなある日、北原は顔見知りのマフィアから殺しの依頼を受ける。それは日本に戻り、裏で極悪非道に手を染める大実業家・挟土萬正を殺せというものだった。10年ぶりに帰国した北原だったが、たちまち御殿川組に追われるはめに。彼をサポートする謎の美女・伽羅と頼りない運転手・ウノに支えられ、追っ手から逃げながら挟土に近づく北原。その先に待ち受けるものとは―。
著者等紹介
原田眞人[ハラダマサト]
1949年、静岡県生まれ。映画監督。『突入せよ!あさま山荘事件』(02年)『クライマーズ・ハイ』(08年)といった社会派作品を中心に活躍。役所広司・樹木希林出演の『わが母の記』(12年)ではモントリオール世界映画祭審査員特別グランプリを受賞
山本俊輔[ヤマモトシュンスケ]
1975年、東京都生まれ。作家。オリジナルを始め多数の映像作品の制作に携わる傍ら、小説やノベライズの執筆に活躍の場を広げる。2011年に『絶望中学』でオリジナル小説デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Toshitaka Maeno
1
感想はどうでも良い。驚きなのは、この本の初投稿だって事。1番ノリー2013/03/23
zurao
0
異邦人クライムアクション。原田監督の名作映画「KAMIKAZE TAXI」の大震災後篇とも言える。UULA(エイベックスとソフトバンクの動画アプリ)オリジナルドラマのノベライズ。読後、そっちも観てしまいました。伽羅が水川あさみで、ややSEXYさに欠けたものの、ヤクザ三姉妹の三女が土屋アンナで最高だった。その関係かオチが少々違い、最初の事件の真相を考えると、ドラマの方がしっくり。2013/06/16
みにもに。
0
映画の試写会でいただいた本です。映画とラストが違ったので意外でした。ちょっとびっくり。環境問題が叫ばれていたのは、映画向けだったのか・・と納得。2013/05/25