内容説明
雪山登山に訪れた大学の山岳サークルメンバー9名。途中、猛吹雪に襲われ山小屋に避難するが、最後尾の1名の姿がない。雪道を捜索に戻った2人のメンバーが発見したのは、すでに息絶えていた彼の遺体だった。しかし、その胸にはなんと刺し傷が。彼は凍死ではなく、誰かに殺されていたのだ!誰が何の目的で彼を殺したのか?犯人は仲間の中にいるのか?雪に閉ざされた小さな山小屋の中で疑心暗鬼に陥る彼らもまた、何者かの手によって、ひとり、またひとりと殺されていく…。果たして誰が生き残るのか―。今、究極のサバイバルゲームが幕を開ける。
著者等紹介
桑村さや香[クワムラサヤカ]
脚本家。1982年埼玉生まれ。『輪廻の雨』で第21回フジテレビヤングシナリオ大賞受賞。BeeTV配信ドラマ『ブリザード』脚本執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鷺@みんさー
40
台風が凄すぎて、あちこちガタガタ揺れまくり風は脅すような唸りを上げ…「これって、まるで吹雪の山荘をサラウンドスピーカーで聴いてるみたいや!」と思い、リアリティを増すために再読。あまり有名じゃないけど、このテイスト好きなんだよなー。割りと鉄板あるあるで、重きを好む向きにはおすすめ出来ないが、いかにもな展開大好きな方はぜひ。
十六夜(いざよい)
19
ドラマが面白かったのでこちらも読了。なんだかんだでやっぱり好きなんだよな〜吹雪の雪山とか嵐の山荘とか陸の孤島とか(笑)バタバタ人が死ぬのでリアリティーは無いが、犯人も事件の複雑さもなかなか凝っていたのではないかと思う。ただ犯人の独白で日付が行ったり来たりするのは読みづらかった。ドラマでは分からなかった透の心情が書かれていたのは良かった。2015/11/12
チアモン
16
それなりに面白かったが、簡単に人を殺しすぎ。犯人は最後まで分からなかったなぁ。ドラマやってたんだ。ドラマで見たほうが面白いかな。2015/08/24
ヤスヒ
6
大学の山岳サークル、雪山、吹雪、遭難、無人の山小屋、ひとつの遺体、疑心暗鬼、そしてひとりまたひとりと殺されて…というオーソドックスなストーリー。物語は一人の視点でなく、各章毎に登場人物ひとりひとりのすべての視点で語られる。確かに登場人物ごとに語るというのは新鮮で面白い。しかしそれ故か?キャラが全体的に何か薄く感じられた点が残念。それとせっかくの雪山、吹雪…という設定なのだから大自然の脅威とか閉鎖感とか緊迫感とかをもっと感じる事ができて尚且つ魅力的なキャラがいればもっと物語に引き込まれることが出来たかも…。2011/09/22
のの
5
山岳サークル・雪山・殺人事件、ときいて手に取りました。読みやすくてさくさくっと進みました。1章ごとに語る人物が変わるのが面白い。でも話自体は…うん、突っ込みどころ満載。きっと映像のほうが向いていると思うのでドラマを見てみたい。2011/08/22
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