内容説明
頂点を極めた男が、どん底からふたたび世界を目指す―不屈の金メダリストが綴る「戦い続ける理由」。
目次
第1章 真夜中の4時間35分
第2章 目の上のたんこぶ―宿敵・井上康生
第3章 親父の威厳、母との約束
第4章 絆を知った日
第5章 大阪とアテネの金メダル
第6章 8割殺して2割生かす
著者等紹介
鈴木桂治[スズキケイジ]
柔道家。1980年6月3日、茨城県結城郡石下町(現・常総市)出身。国士舘大学卒業、国士舘大学大学院修士課程修了。2004年アテネ・オリンピック100kg超級金メダル。2004、05、07年全日本選手権優勝。世界選手権では2003年大阪大会無差別級、05年カイロ大会100kg級優勝。オリンピック、世界選手権を通じて男子選手で初めて3階級を制覇。全日本選手権、オリンピック、世界選手権の3大会を制する「柔道三冠」を史上7人目に達成している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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柔
26
幼い時から憧れの選手。「柔道が強いからといって、人間として強いというわけじゃない。道場の外で技をかけたり、力を使う人間は弱い人間だ」鈴木桂治を作り上げた両親、恩師、仲間、そして井上康生。「どうしたら選ばれるんですか」国際大会負けなし、井上康生に勝っても代表に選ばれずとも、腐ることなく1ヶ月後の全日本選手権で優勝。オリンピック、世界選手権で大怪我を負いながらの優勝。底知れぬ精神力は日々の努力の賜物。やっぱり勝つ人間は勝つべくして勝っている。2020/04/16
paty
0
鈴木選手のファンなので、発売後即購入。柔道との出会いから今までが、ご本人により綴られています。鈴木選手の好きな言葉「絆」が随所に感じられました。先生との絆、ご両親との絆、友人との絆、そして井上康生選手との絆。以前よりも、鈴木桂治という柔道家をより知ることができ、また彼の柔道への思いが、私がファンになった頃と全く変わっていないことを改めて知ることができました。今後も応援していこうと再認識できた1冊となりました。2010/02/26