内容説明
本書の狙いは、建築物の瑕疵をめぐる法律問題を建築生産に携わる人々が十分に理解したうえで良質な建築物を生産してもらうことにあります。今回の新版でも変わりませんが、耐震偽装事件を契機に建築基準法、建築士法、建設業法などが平成18年に改正されたため、必要と思われる改正内容を改訂・補充し、やさしく解説しました。瑕疵をめぐる法的責任の基本となる重要事項を読む。
目次
全体システム編(建築生産システムの概要;建築物の質を確保するための法システムの概要;建築紛争の分類 ほか)
瑕疵問題編(瑕疵は法的概念;瑕疵の類型;瑕疵問題の技術的側面 ほか)
法令編(民法(抄)
住宅の品質確保の促進等に関する法律(抄)
住宅の品質確保の促進等に関する法律施行令(抄) ほか)
著者等紹介
大森文彦[オオモリフミヒコ]
1951年東京生れ。東京大学工学部建築学科卒。弁護士、東洋大学法学部教授、一級建築士。中央建設業審議会委員、中央建設工事紛争審査会特別委員、日本建築学会司法支援建築会議運営委員会委員、最高裁判所建築関係訴訟委員会特別委員、民間(旧四会)連合協定工事請負契約約款委員会委員ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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