内容説明
本書は具体的政策課題として論議されている介護保険制度を福祉現場の感性で実務的に検討した。まず制度の各論点を検証し、そして現行制度と保険制度の財政的比較をシミュレーションすることで制度の問題点を具体的に明らかにし、可能なものについては制度への是正意見をつける試みを行った。
目次
第1章 研究会の目的と制度案大綱までの経緯(研究会の設置目的と背景;研究会の調査目的 ほか)
第2章 介護保険制度の問題点(事業主体;被保険者と保険料 ほか)
第3章 介護保険制度に関する推計(推計の基本的考え方;推計の結果と分析;介護保険制度に関する推計の実際―推計マニュアル)
第4章 これからの課題(介護保険の基本問題;介護保険法への提言;介護保険制度移行への課題)