出版社内容情報
災害時の緊急支援物流と道路ネットワークの強靱化を考える!
・物流が便利な日常生活を支えていることは、まぎれもない事実であり、災害時においては、さらに物流の重要性は高まる。
・過去の震災、台風・豪雨等による水害・土砂崩れ等の経験から、大災害に見舞われると、家や職場など生活の場が奪われるだけでなく、高齢者や赤ちゃんを含めた被災者に、食料品や生活用品などの物資の支援が必要になる。
・「災害という名の『兵糧攻め』」に見舞われたときに備えて、戦国時代の武将に倣い、物資の補給や備蓄を考えておく必要があるだろう。特に、備蓄に限りがあるとすれば、被災者の生命を守り生活を維持するためにも、物資を補給する緊急支援物流が極めて重要なはずである。
・しかし、過去の大災害においては、道路の破断や通行不可が緊急支援物資の輸送を妨げていたこともあった。だからこそ被災時の緊急支援物流のためにも、道路の強靱化を進めなければならない。
・このような問題意識のもとで、緊急支援物流と道路ネットワークについての議論を重ね、その研究成果を書籍として刊行するものである。
【目次】
第1部 災害と緊急支援物流
第1章 我が国における災害と防災対策
第2章 災害時の緊急支援物流
第2部 生活物資のサプライチェーンとライフラインの防災対策
第3章 生活物資のサプライチェーンと防災対策
第4章 ライフラインの防災対策
第3部 緊急支援物流のための防災対策
第5章 緊急支援物流を支える道路の防災対策
第6章 緊急支援物流を支える都市の施設の防災対策
第4部 緊急支援物流と道路ネットワーク
第7章 緊急支援物流のための道路ネットワークの構成
第8章 緊急支援物流のための道路ネットワークの整備



