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出版社内容情報
利益拡大、業務効率化、顧客満足度向上……。
いまや企業が「何か」を成し遂げようとするとき、そこに「システム」の存在は不可欠です。
にも関わらず、「システムを作ってもらう仕事」につくのは、貧乏くじを引かされたと考える人も少なくありません。
それもそのはず、「欲しいシステムを手に入れる」たったそれだけのことが、「無理ゲー」とでも言いたくなる難しさだからです。
予算オーバー、リリース遅延、ベンダーとの不和、経営陣からのプレッシャー、出来たけど誰も喜ばないシステム……。
1つだけでも厄介なのに、それらが一斉に起きることもザラにある。それがシステム開発です。
本書では、1mmも望んでいないDX室への異動を命じられた主人公が、悪戦苦闘、七転八倒、阿鼻叫喚を繰り広げながら、「欲しいシステム」を手に入れるまでを、開発工程に沿って解説していきます。
◎主人公の失敗・成功を追体験しながら、システム開発の成功に必須のスキルと心構えを身につけることができる!
◎「業務フロー」「要件定義」「プロジェクト計画」など重要事項の決め方がわかる!
◎「会計システム」「人事システム」「AIを活用した住宅情報サービス」など、身近なシステムが登場するのでイメージしやすい!
◎ストーリーとは別の実務解説で、各業務の進め方がわかる!
新たにIT部署に配属になった人・異動になった人はもちろん、仕事でシステムに関わる全ての「エンジニアじゃない人」にオススメの1冊。装丁画・挿絵はいま注目の作家・今宵さんが手がけます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
リン
4
学びが多かった。システムを提供してもらう側も「仕事の主体者」として取り組むこと、ビジネスではあるが現場ではベンダーを仲間として鼓舞し、エンパワーすることがベンダーマネジメントの極意だと理解。また、要件定義が全て。ふわっとした物だと後々劣後する。何があっても要件定義段階で外してはいけないものを作らないこと。 ベンダーの「○○%です」は信用しないこと、可能な限り定量的に出してもらうこと。マイクロマネジメントが嫌いであればうまく権限委譲すること。 最後は人と人との関係で成り立つ仕事であること。2024/10/15
aochama
3
素人がシステム開発プロジェクトを担当した際にはどんなことが起きるのか何に注意したらよいかの基礎知識として一読しておくと良い内容でした。開発の全体像が物語形式で把握でき、ユーザーがベンダー任せではいけない理由がよく分かります。システム開発は航海のようなもので関係者全員の力が必要というのは、言い得てるなと思いました。2025/01/04
AK
1
タイトル通り、エンジニア以外のいわゆる「ユーザ」を対象としたシステム開発の本。 なぜシステム開発は上手くいかないのか、システム開発においてユーザはどういう役割を果たせばよいのか、ベンダとの関係はどうあるべきか、といった漠然とした悩みをもつ「ユーザ」は是非とも本書の内容は参考になるだろう。 物語形式で書かれており、堅苦しいシステム開発の本が苦手な方でも読み進められる内容である。ただ、手っ取り早くポイントや論点を掴みたい方には物語部分はやや冗長に感じるかもしれないため、その場合は斜め読みをお勧めする。2025/01/31
Hiroki Nishizumi
1
まぁまぁかな。個人的には物語は不要で、要件解説だけで良いのだけれど。2024/11/02
Kb54081271Kb
1
ユーザ部門の代表として、どうやったらいいシステムを作り出せるか、その心得と手法を物語仕立てで解説する本。システム部門に所属したときに思うあるあるが盛り込まれていて思わず共感するけど、後半は少しずつは物語と解説が中途半端になってくるかな… 2024/10/18