内容説明
「リクルート⇒ライフネット生命⇒オープンハウス」で人事・採用責任者を歴任した著者が明かす、人を動かし、組織を伸ばす人材マネジメント。
目次
1 人事のセオリー(そもそも、人事の役割とは何か;組織の成長に応じて、人事の考え方は変わる;採用と代謝は一つの流れで考える;配置によって人を育成する;評価と報酬では納得感を担保する)
2 採用のセオリー(採用計画はどのように立てるのか;候補者集団を形成し、選考する;面接の質を向上させる;優秀層を確保する;中途人材や外国人を採用する)
著者等紹介
曽和利光[ソワトシミツ]
人材研究所代表取締役社長。上智大学非常勤講師。日本採用力検定協会理事。日本ビジネス心理学会理事。1971年、愛知県豊田市に生まれ、その後、大阪、神戸、京都で育つ。私立灘高等学校から京都大学教育学部に進学し、教育心理学を学ぶ。1995年、リクルートに入社し、以降十数年に渡り同社の人事部にて、採用・育成・制度・組織開発・メンタルヘルスなど、様々な人事領域の業務を担当。最終的には人事部ゼネラルマネジャーとして人材採用の責任者となり、現在のリクルート幹部やリクルート出身の起業家、ビジネスリーダーを数多く発掘、採用。その後、開業直後のライフネット生命や、上場を目指し急成長中のオープンハウスの人事責任者を歴任。2011年、人材研究所を創業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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けん
8
【★★☆☆☆】採用の箇所がわかりやすい。2025/02/27
たくみくた
8
23冊目。前半の人事のセオリーを読了。人事の役割は「採用・育成・配置・評価・報酬・代謝」。これらの施策に一貫性を持たせることが大事ということ。特に「代謝」という概念についてはマイナスに考えていたが、計画的に自然な「代謝」を実現することが大事だな~と。そこにも繋がるが、理想的な「人材ポートフォリオ」を実現するために、「人材フロー」を考えることが大事というのも面白かった。最も大事なのは「採用」。人は大人になると変われないからこそ、採用時に優秀な人材の確保が大事だし、良い人がいればこそ、良い制度が回る。2020/03/14
たくみくた
7
77冊目。再読。「人は大人になるほどに変われない」良い人を採れば、能力を発揮する適切な場を与えるだけで勝手に活躍する。制度不全の原因は、大半は採用にある。日本企業はもっと採用に力を割くべき。未だ見ぬ人材へのアプローチは、重要だが顕在化していない課題として後回しにされがち。/評価と報酬は「空気」のような存在が理想。「不満を持たれないくらいの納得度を担保する」ことがちょうどよい目標。評価と報酬のルールを決めるのは理想を実現する行為ではなく、不完全であることを承知の上で最大多数の最大幸福を探る行為。2021/11/23
Chicken Book
6
「敵に勝つにはまず敵を知ることから。」採用側がどういう考えで動いているのかが少しわかった。2021/03/21
たくみくた
5
64冊目。後半の採用のセオリーを読了。採用計画は要員計画の手段の一つ。(要員計画:一定期間において必要な人員を確保するための計画)育成・配置・外部委託 などで実現できる可能性あるので、要員計画から、本当に採用で獲得すべき人員を決定すべき。/中途採用においては、エージェント・マネジメントとダイレクトリクルーティングが重要。2020/11/21