出版社内容情報
人間はデザインし、デザインしたものによってデザインしかえされる──
大きな反響を呼んだ越境的デザイン考、待望の復刊!
先史時代(石器)から現代(ソーシャルメディア)に至るまでの、人間と人間が作り出した人工物(artifact)との関係性を照らし出すことで、現在の私たちが理解している「人間」と「デザイン」の意味に揺さぶりをかける本書は、近年注目を集める存在論的デザインへの最適な入り口となる一冊です。
新版となる本書では、デザイン実務家にして理論家、ソシオメディア株式会社の上野学氏による論考を加えています。
※本書は2017年10月に刊行した『我々は 人間 なのか?』に修正・新規原稿を加えた改訂新版です。構成内容に変更はありません。
内容説明
近代デザイン/建築を問い直しつつ、先史時代から現代までの「人間」を発掘する。“are we human?”―我々は人間なのか?今、デザインに求められるのは、この問いだ。
目次
デザインという鏡
変化する人間
デザインの衝撃
人間の発明
装飾する種
ユートピアだより
よいデザインは麻酔である
健康のデザイン
人間中心デザイン
摩擦のないシルエット
身体のデザイン
倒錯としてのデザイン
亡霊のデザイン
不安定な身体
ホモ・セルラー
2秒間のデザイン
著者等紹介
牧尾晴喜[マキオハルキ]
株式会社フレーズクレーズ代表。建築やデザイン分野において、翻訳や記事制作を手がけている。1974年、大阪生まれ。メルボルン大学での客員研究員などを経て独立。一級建築士、博士(工学)。「AXIS(アクシス)」、「VOGUE JAPAN」、「GQ JAPAN」、GAといった雑誌で記事の翻訳・執筆も手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 薬学のための医療統計学