動機のデザイン―現場の人とデザイナーがいっしょに歩む共創のプロセス

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動機のデザイン―現場の人とデザイナーがいっしょに歩む共創のプロセス

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  • サイズ A5判/ページ数 272p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784802512329
  • NDC分類 674.3
  • Cコード C3070

出版社内容情報

現場の当事者が主体者に変わるためのプロセスモデルを全解説

変化の激しい時代において「デザイン」は、専門家だけで進めるものではなくなってきています。著者は、長年にわたりデザイナーとして参画した地場産業や地域振興など「小さな現場」の仕事で、より本質的で力強い成果につなげようと模索する中から、このことを実感してきました。

「小さな現場」でデザインが求められるのは、変化が求められるときです。それには従来の、専門家による「カタチのデザイン」と、カタチの軸となる「価値のデザイン」だけでは不十分だと著者は考えました。個人事業主や地域コミュニティのメンバーなど、すべての現場の担い手がデザインを専門家任せにせず、共に参加し「自分ごと」にできれば、状況は大きく変わるのではないでしょうか。現場の当事者がデザインの「主体者」となることでデザインが活き、現場が活き、その総体として企業や地域に持続的な活気が生まれます。

本書は、すべての「小さな現場」に向けて、当事者の内にある「動機」を引き出す「動機のデザイン」について、ステップごとに詳しく紹介し、それぞれの現場で活かしてもらうことを目指します。

内容説明

動機が動き出せば、だれもが創造性を発揮できる!現場の当事者が主体者に変わるためのプロセスモデルを全解説。

目次

第1章 なぜ「動機のデザイン」なのか(小さな現場での仕事から;「専門家としてのデザイナー」の功罪 ほか)
第2章 3つめのデザイン「動機」―カタチと価値を支えるデザイン(デザイン全体の見取り図―デザインの本当の力を活用してもらうために;デザインという取り組みの全体像―3つのデザイン ほか)
第3章 5ステップで進める動機のデザイン―実践のポイント(内外を観察する;現状を共有し、課題を設定する ほか)
第4章 動機のデザインのリアリティ―動き続ける現場から(実際はささやかなことの積み重ね;現実の仕事の中で進める難しさ ほか)
第5章 「動機のデザイン」の先にあるもの―デザインプロセスに表れる志向性(「動機のデザイン」のわかりづらさ;「動機のデザイン」を言葉にして ほか)

著者等紹介

由井真波[ヨシイマナミ]
デザイナー、プランナー。総合デザイン事務所株式会社GK京都を経て、1996年有限会社リンク・コミュニティデザイン研究所(LINK)を開設。「当事者を主体者に変える動機のデザインとプロセスモデル」により、特定非営利活動法人人間中心設計推進機構のHCD‐Net AWARD 2019最優秀賞を受賞。二級建築士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

46
デザインという言葉は、とても幅が広い言葉だと思っているし、受け取り方も千差万別だと思う。有形無形を問わず、最終形だったり、そのプロセスだったり・・人が何がしかのことを考えたり、実行したりすること自体がデザインだと思う。そんな中で、そこに関わる人への視点がこれだと思う。当面のゴールにたどり着いたあと、それが継続するのか、或いは自走しながら変化していくのか、ここが大切だと思う。そこで考えるのが、関わる人の動機。きっかけを作る、小さく始め大きく育てる、相互の動機を関連づけるなど。今、まさに自分が考えていること。2023/05/12

カエル子

5
外部のデザイナーやリサーチャーが一時的あるいは部分的に手伝った結果を受け取って終わらせず、次へつなげ、その先はイテラティブに自分たちで動かしていけるようにするところまでを見据えて当事者たちの「動機」を醸成しながらデザイン活動を進めていくと良いよ!というどっぷり現場からのアドバイスが満載の一冊。著者自身も慎重にくり返し言っているが「動機のデザイン」という表現がやはり最後までモヤモヤするが代案はなし。「デザイン」という文言は外したくないのだろうしな…。2023/02/11

Go Extreme

3
なぜ「動機のデザイン」か: 専門家としてのデザイナーの功罪 人の動き方が変わる→状況が変わる 3つめのデザイン「動機」―カタチと価値を支えるデザイン: デザイン全体の見取り図 デザインという取り組みの全体像―3つのデザイン:カタチ・価値・動機 5ステップで進める動機のデザイン: 内外を観察 現状を共有し課題を設定 仮説 自作して試す 結果を点検→次へ リアリティ: ささやかなことの積み重ね 現実の仕事の中で進める難しさ デザイナーの役割 先にあるもの: わかりづらさ 言葉にして 工学ではない 学びの場2022/07/04

ロベリダ

2
外部から支援するデザイナー、現場で指揮を執る管理職が 「現場の力、思い」を大きくしていくために デザイン思考のステップをどう使うか、という書籍だと解釈した。 観察▶︎課題設定は簡単なようで難しいため、 ここでどれだけものの見方を柔らかくし、クリティカルな問いを投げかけられるかが大事なのだろう。 「問いのデザイン」(安斎勇樹)と並行して読むと イメージが湧きやすく思います。2022/11/07

ǝsnɹɐu

1
デザインにおける価値共創では、人々の内側にある動機を活性化することが重要。環境やツール、コミュニケーションを通じた間接的な働きかけが必要であり、外部からの説明や説得は逆効果になり得る。動機のデザインでは、相手の考えを尊重し、答えを押し付けずに、当事者が自分ごととして関われるような小さなアイデアから実践することが大切。課題の当事者が自分自身であるという意識と実感を持つことが、動機づけの源泉となる。他人のために「よかれ」と考えたものでなく、自分自身の実感を持って「良い」と言い切れるものをデザインする。2023/11/23

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