出版社内容情報
ダイバーシティとインクルージョンのある組織の構築は、あらゆる業界のビジネスにとって必須の課題です。多様性のある市場に参入しなければ、潜在的な莫大な収益と、ユーザーのコアニーズに合ったプロダクトをつくるチャンスを失います。
では、このビジネス上の「理由」は確立されていたとして、その「方法」についてはどうでしょうか? いったいどうすれば、市場シェアを獲得しつつ、見過ごされてきたグループに向けたよりインクルーシブなプロダクトをつくり、多様化する世界に適応できるのでしょうか?
Googleのプロダクトインクルージョンチームは、そのための戦略を築き上げてきました。本書は、そうした彼らの足跡をたどる実践的なガイドです。Googleで「プロダクトインクルージョン」の責任者を務めるアニー・ジャン=バティストは、プロダクトやサービスの開発プロセスにインクルーシブデザインを組み込む方法を教えてくれます。読者は、リスクを抑えつつ収益性を向上させるインクルーシブプロダクトをデザインするための重要な戦略とプロセスのひとつひとつを学ぶことができます。
革新的なGoogleのプロダクトインクルージョンチームから、アイデア出し、UXリサーチ/デザイン、ユーザーテスト、マーケティング、またマネジメント、リーダーシップなど、さまざまな視点でインクルージョンのためのベストプラクティスを学ぶことができる一冊です。
内容説明
すべての人のためのプロダクトをつくるグーグルは、どのように開発プロセスにダイバーシティ、エクイティ、インクルージョンを組み込んでいるのか―多様化する世界で新たなプロダクトやサービスを開発し、ビジネス的にも成功するベストプラクティスが学べる一冊。
目次
すべての人のためにつくる:どうしてプロダクトインクルージョンは大事なのか
Googleで行ったキャップストーン・リサーチ:私たちが学んだもの
プロダクトインクルージョンの道を照らすのに欠かせない20の質問
プロダクトインクルージョンのケースを作成し、同意をとる
プロダクトインクルージョンを、仕事の指針を示す原則にする
プロダクトインクルージョンを仕事に組み込む
見過ごされてきたユーザーを知る
プロダクトインクルージョンをアイデア出しのプロセスに組み込む
独自のドッグフーディングと敵対的テストプログラムを始めよう!
マーケティングをもっとインクルーシブに
プロダクトインクルージョンのパフォーマンス測定
ヌードカラーの色々:ファッションと小売業におけるプロダクトインクルージョン
プロダクトインクルージョンの未来に目を向ける
著者等紹介
ジャン=バティスト,アニー[ジャンバティスト,アニー] [Jean‐Baptiste,Annie]
Googleのプロダクトインクルージョンチーム責任者。プロダクトインクルージョンの独自のフレームワークを生みだし、Google全体でその取り組みを率いている。ペンシルバニア大学で国際関係学と政治学の学位を取得したのち、現在はペンシルバニア大学教育学大学院でイントラブレナーとして活動。その傍らIEEE Global Initiative on Ethics of Autonomous and Intelligent SystemsのEthically Aligned Design for Business(ビジネスにおける倫理的に調和した設計)委員会のメンバーも務める。また、KQEDボードメンバーであり、「More than Peach」プロジェクトのアドバイザーも務めている。食卓での会話を通じて社会的公正性を考える取り組み「Food for the Future」を立ち上げる一方、デザインを通じて世界をよりインクルーシブにすることに情熱を注ぐイノベーターのコミュニティ「Equity Army」を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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