出版社内容情報
ゲームを通して世の中の経済の仕組みがだれでもわかる! 「実験経済部」は、2009年に作られた韓国・ソウルのヤンジョン中学校の経済勉強サークルで、数多くの優秀な生徒を輩出している名門部活動。この部を運営しているのがナ先生ことキム・ナヨンさん。現職教師であり経済の教育の専門家。創意工夫を施した授業方法とその成果が認められ、2019年数々の経済・金融教育関連賞を受賞。本書はナ先生が13年以上「実験経済部」の生徒たちと一緒に行った授業内容を、たくさんのイラストと表やグラフを使って物語形式で再構成したもの。17種類の興味深いゲームを通じて、経済概念はもちろん数学的思考や論理力、勉強の習慣まで身につけることができます!
内容説明
13年にわたり上位1%の優秀な卒業生を輩出し続ける「経済教室!」世の中の経済の仕組みがゲームを通してだれでもわかる!韓国経済新聞経済授業指導案最優秀賞など多数の経済・金融教育賞を受賞。
目次
第1章 選択の経済学―すべての経済の問題は「選択」から始まる!(材料が「希少」であるほど価格が上がります!―ピザ作りゲームに見る希少性の意味;人生はBとDのあいだのCだ―遊園地ゲームを通じて理解する便益と機会費用 ほか)
第2章 見えざる手―価格を決定する驚くべき力の秘密(美術品はなぜオークションで売るのか?―イギリス式オークションから学ぶ需要曲線と支払意思額;オランダ式オークションでは様子見作戦ができない―需要の価格弾力性と価格差別 ほか)
第3章 実は身近な経済原理―見えざる手が働かないとどうなるか?(カルテルは崩壊せざるを得ない?―制服市場の実験で見る独占・寡占市場;元祖トッポッキの価格が50円高い理由―独占的競争市場と完全競争市場の違い ほか)
第4章 お金の管理の経済学―聡明な金融生活のための賢い経済習慣(出入りするお金の流れを調べてみよう―イン・アンド・アウトゲームを通して見ていく賢明な収入・支出管理法;ハン・ソビさん、それではいけません!―専門家になってマネープランを立ててみる ほか)
著者等紹介
キムナヨン[キムナヨン]
韓国・ソウルのヤンジョン中学校に社会科教師として在職中。梨花女子大学で社会科教育を専攻し、同大学院で経済教育修士、行動社会経済学博士課程を修了。韓国開発研究院(KDI)、企画財政部、金融監督院、教育部、韓国教育開発院(KEDI)などいくつもの機関で経済・金融教育資料の開発および教材の執筆に参加し、2015改訂教育課程の社会科評価基準の開発研究を進めるなど、教育課程関連の研究にも参加している。200*
イインピョ[イインピョ]
梨花女子大学国際大学院教授。ソウル大学を卒業し、同大学院で経済学の修士号を取得、アメリカのイェール大学で経済学博士号を取得した。梨花女子大学教務所長、スクラントン学部長、国際大学院長を経て現職
吉原育子[ヨシワライクコ]
新潟市生まれ。埼玉大学教育学部音楽専攻卒業。成均館大学などで韓国語を学ぶ。韓国文学翻訳院短期集中課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。