出版社内容情報
美学校の講座「サウンドプロダクションゼミ」をもとにしたDTM 入門書です。ビートとリズム、周波数、コードやメロディなどの基礎を学びつつ、DAW を用いた打ち込みやミックスなどの実践を行ないます。実践パートはAbleton live を使用します。
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★★★推薦コメント★★★
「いや~実に面白い!
この本は単なるHow toものでもなければ、技術書でもなく、横川理彦という稀代の音楽家が記した音楽そのものの入門書であり音楽哲学書でもあります。DTMとかDAWが何なのか全くわからない人でも、音楽に興味がある人なら、部分的な拾い読みでも十分に面白いはず。もちろん本格的に音楽制作に関わりたい人には最良の入門書になるでしょう。この世界に40年以上も身を置くわたしも、改めてこの本で勉強しようと思ってます」
――大友良英(音楽家)
内容説明
ずっと使える、DTMの教科書。美学校の講座「サウンドプロダクションゼミ」をもとにしたDTM入門書です。ビートとリズム、周波数、コードやメロディなどの基礎を学びつつ、DAWを用いた打ち込みやミックスの実践を行ないます。(実践パートはAbleton liveを使用)
目次
1 基礎編 音を聴く
2 リズム編 良いリズムを作るために
3 コードとメロディ編 ジャンルと知っておくべきこと
4 ミックス編 サウンドデザインの力をつけるために
5 アウトプット編 作品を発表する
6 アーティスト研究
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゅん
12
PCでの楽曲つくりの入門書(講義録)だけど、ただただ面白い。まず「音を聴く」ことのレッスンから始まるのがいいし、部屋におけるスピーカー位置も指南してくれてありがたい。メロディより先にリズムの話が先行するのもいい。しかも5連符の重要性やブラジル音楽の「なまり」の数値的・具体的な解説もある。「音楽とは、周波数の時間分布である」という大きな定義から、ファイルデータの適正な保存方法の小さな(だけど大事な)話まで、ダイナミックな展開がある。専門書とは思わず、いろいろな人に読んでほしいと思う。2021/04/12
tyfk
3
これは常備。6章アーティスト研究でビリー・アイリッシュが紹介されてたので、何曲か聞いてみたけど、なんだか病的ポップで、聞かなかったことにしておく。2025/01/19
ぼや
2
まず音を聞くための環境作りから始まるのにびっくりした。スピーカーの位置とか何も考えてなかった。フィールド録音やってみたい。自分用ASMR的なものも作ってみたい。具体的なミュージシャンの名前が多くでてくるので、聞くのが楽しくなりそう。図書館で借りて読んだので、買って色々考えながら音楽聞きたい。2022/03/31
yendows
2
音へのアプローチ方法と、具体的テクニックと、 DAW制作の全方位に網羅されていてそして簡潔。一気読みした。Ableton Liveが例となっているが、考え方という意味では他のソフトでも役に立つはず。良いモニター環境作り→フィールドレコーディング→EQエディットで耳を鍛える。Jディラのリズムを耳コピ。Flying Lotuwのコードを耳コピ。コードとメロディーの辺りは見取り図として流し読み。パラレルプロセッシング。オートメーション。辺りを興味深く読んだ。2021/05/02
Q
1
DAWを中心とした作曲実践本。入門本と呼ぶには解説に筋道がない。まだ入門手前にいる自分には早すぎる本だった。DAWを一通りさわってみてから再読したい。2025/01/30