出版社内容情報
ユビキタスコンピューティングの父、マーク・ワイザーが提唱した設計思想「カーム・テクノロジー(穏やかな技術)」を基に、IoT時代で目指すべきものづくりのあり方を示す一冊。
電気のスイッチのように生活に溶け込み、人が無意識的に活用できるテクノロジー(あるいはそれらが存在する環境)を、マーク・ワイザーは「カーム・テクノロジー(Calm Technology)」として提唱しました。本書は、デバイスの数が人間の数をはるかに上回り、アテンションエコノミーによって人間の注意が常に奪われる現在において、この「カーム・テクノロジー」という思想を基に新たな設計指針を提示します。「使いづらさ」あるいは「使いやすさ」さえも特別に意識させることなく、本当に便利で、人々の暮らしに当たり前のように深く溶け込むプロダクトやサービスをつくるためにはどうすればよいか、その発想手法が得られる一冊です。
★「無為自然」をデザインコンセプトの中心に据え、カーム・インタラクションを実践するmui Labによる寄稿文を新たに収録。
★ワークショップなどで活用できる、カーム・プロダクトを考えるためのエクササイズを紹介。
★自社製品の改善点を洗い出し、カーム・デザインを適用するためのデザイン指標ツールを収録。
内容説明
存在を意識されないほど深く日常の一部となるテクノロジーをいかにデザインするか。ユビキタスコンピューティングの父、マーク・ワイザーが提唱した設計思想「カーム・テクノロジー(穏やかな技術)」を基に、IoT時代で目指すべきものづくりの在り方を示す一冊。自社製品の改善点を洗い出し、カーム・デザインを適用するための指標ツール付き。
目次
第1章 「デバイス500億台」時代のデザイン
第2章 カーム・テクノロジーの基本原則
第3章 カーム・コミュニケーションのパターン
第4章 カーム・テクノロジーのエクササイズ
第5章 組織内でのカーム・テクノロジー
第6章 カーム・テクノロジーのこれまでとこれから
Appendix カーム・テクノロジーのデザイン指標ツール
著者等紹介
ケース,アンバー[ケース,アンバー] [Case,Amber]
サイボーグ人類学者にしてUXデザイナー。シンボルを使った人とコンピュータのインタラクションと、新しいテクノロジーがかたちづくっていく人間の価値観と文化を研究している。2012年にESRI社の傘下に入ったロケーションベースのソフトウェア企業、Geoloqi社の共同創業者で、CEOも務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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