ISOTYPE(アイソタイプ)

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  • サイズ B6判/ページ数 319p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784802510653
  • NDC分類 801.9
  • Cコード C3070

内容説明

インターナショナルな世界を支える“言語”の統一に、“デザイン”の力で挑んだ哲学者の知られざる思想。事象と意味をつなぐ視覚化(=絵文字化)システムの結実、アイソタイプ。大戦の狭間に埋もれたノイラートの言葉が、いま甦る。本邦初となる完訳『International Picture Language』(1936)、『Basic by Isotype』(1937)に『Modern Man in the Making』(1939)のすべての図版を収録した、合本版。

目次

国際言語への問いかけ
補助言語としてのアイソタイプ
視覚による教育
アイソタイプシステムの要点
図記号
図記号を組み合わせる
図表を展示する
統計図に関する特別なルール
統計図における幾何図形
最初のデザイン、世界図絵、百科全書
アイソタイプについての見解
アイソタイプに関する文献

著者等紹介

ノイラート,オットー[ノイラート,オットー] [Neurath,Otto]
1882‐1945。ウィーンの社会経済学者、哲学者。論理実証主義(ウィーン学団)を先導し、物理主義を提唱した。学問が細分化した20世紀には珍しいルネサンス型の万能人と評されるほど、その活動は多岐にわたる。第一次大戦中、独ライプツィヒの戦争経済博物館館長に着任。視覚教育活動への取り組みを始める。戦争終結後、社会主義運動に身を投じるが、ウィーンに戻って絵による統計図表を主展示とするウィーン社会経済博物館を設立。視覚言語システムの開発に努めた

永原康史[ナガハラヤスヒト]
グラフィックデザイナー、多摩美術大学情報デザイン学科教授。電子メディアや展覧会のプロジェクトも手がけメディア横断的なデザインを推進している。2005年愛知万博「サイバー日本館」、2008年サラゴサ万博日本館サイトのアートディレクターを歴任。2016年より竹尾アーカイヴズ、ディレクター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ykshzk(虎猫図案房)

9
今やどこでも絵文字やアイコンで溢れているが、遡ればISOTYPEは絵文字の大きな起点だろう。(更に遡るとヒエログリフ等まで行ってしまうが。)教育水準の差が激しかった1920年代、国の統計データなどを絵文字で表現することで、知識の大衆化を目指そうとしたオーストリアの経済・哲学者とドイツのグラフィックデザイナーの協働。後のデザイナー達にISOTYPEが解決出来ていない問題点も指摘されてはいるものの、その形状の普遍性と単純化の技術は、PC画面上で簡単にピクトもどきを作れる今、デザインに関わる人は見ておくべき。 2018/05/17

kenitirokikuti

6
インフォグラフィックの前身。アイソタイプ▲ウィーン学団のオットー・ノイラートによる著作。BASIC(British American Scintific International Commercial。語彙を約800に制限した簡易米語)の考案者C.K.オグデンの依頼により書かれた。ノイラートはBASICにならってこれらピクトグラムの仕組みを「アイソタイプ ISOTYPE、International System Of TYpographic Picture Educaton」と名付けた。2017/11/04

takao

1
ふむ2023/07/06

ゆき

1
インフォグラフィックの櫻田さんが取り上げていたので読んでみた。 源流にたどるのはたのしい。2018/07/31

0
インフォグラフィックのはしりだ やはりイラストってすごい情報量2017/08/17

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