グラフィックデザイナーたちの“理論”

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グラフィックデザイナーたちの“理論”

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  • サイズ A5判/ページ数 224p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784802510608
  • NDC分類 727
  • Cコード C3070

内容説明

20世紀の伝説的デザイナーたちは、当時の社会と自らの実践の狭間で何を見出そうとしたのか?作者性、普遍性、社会的責任…精選されたテキストから紐解くアンソロジー。

目次

1 領域を切り開く(未来派宣言(F・T・マリネッティ)1909
我々は何者か:構成主義者グループの宣言(アレクサンドル・ロトチェンコ;ワルワーラ・ステパーノワ;アレクセイ・ガン)c.1922
私たちの本(エル・リシツキー)1926 ほか)
2 築かれた成功の上で(デザイニング・プログラム(カール・ゲルストナー)1964
グリッドとデザイン哲学(ヨーゼフ・ミューラー=ブロックマン)1981
良いデザインは信用である(ポール・ランド)1987 ほか)
3 未来を描く(アンダーグラウンドなメインストリーム(スティーヴン・ヘラー)2008
デザインと再帰性(ヤン・ファン・トールン)1994
デザイン・アナーキー(カレ・ラースン)2006 ほか)

著者等紹介

アームストロング,ヘレン[アームストロング,ヘレン] [Armstrong,Helen]
現役のグラフィックデザイナーであり、ノースカロライナ州立大学のグラフィックデザインコースの准教授を務めている。教育者としては過去に、ミシシッピー大学、テネシー大学、メリーランド大学、メリーランド芸術大学(学部生や大学院生にグラフィックデザイン理論を教える)で授業や講演を行なった。イギリス文学の修士号、出版デザインの修士号、グラフィックデザインの芸術修士号を取得。教育活動に加え、Strong Design社を経営しており、代表兼クリエイティブディレクターとしても活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

テキィ

3
未来を築くデザインの思想-ポスト人間中心デザインへ向けて読むべき24のテキスト 原題DDT digital design theoryの併読を勧めます DDTがあればこちらが不要になるというものではないです。2023/01/20

n_kurita

1
ううむ。題にはグラフィックデザインとあるが、主にタイポグラフィについての話だった…いや別にいいんですけども。タイポグラフィよりグラフィック全般のセオリーについてもっと読みたかったかな…読みが浅いから分からなかったのだろうか。2020/01/13

アメヲトコ

1
20世紀から現在まで、世界のグラフィックデザイナーの代表的なデザイン論テキストを抜粋したアンソロジー。今なら大炎上しそうなマリネッティの「未来派宣言」、黒衣としての哲学が好ましい名文、ベアトリス・ウォードの「クリスタルゴブレット」、身につまされるポーラ・シェアの「階段中程の暗闇」、今では当たり前のようなテクノロジーの革新性に気づかせてくれる、レフ・マノヴィッチの「IMPORT/EXPORT」など、読み応え十分の贅沢な一冊です。大学とはハウツーではなくこういうことを学ぶべき場だろうと改めて思います。2017/09/11

せと

0
一読して全てわかったとは全く思わないしむしろ理解できたのは一体何%だ?レベルなんだけれど、所々に脳に刺さる一文や考え方があった。時間をおいて何回も読み返していきたいタイプの本2018/12/19

doji

0
こうやってクロノロジカルに読んでいくと、デザインというものはいかに資本主義的なモノと寄り添いながら考え続けなくちゃいけないんだなと思った。タイポグラフィが議論になる時代には本が、インターフェースについての意識が集まるのはアプリケーションが時代の中での「つかう」の中心にあるからで、それが産業となって時代の中で大きな位置を占めている。そのことを考えながら、普遍性ってなんだろうなとあらためて考えてしまった。2019/03/17

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