出版社内容情報
20 世紀を代表するグラフィックデザイナー、ポールランドが、現代のデザインの基本ともなるいくつかの原則を 自らの作品を参照しながら理論的に解説する、作品集の体裁のデザイン解説書。
芸術至上主義
美と実用性
デザイナーの問題
広告におけるシンボル
シンボルの万能性
トレードマーク
ストライプ
想像力とイメージ
形と内容の融合
アイデアのアイデア
繰り返しの意味
ユーモアの役割
遊び絵と視覚的なおもしろさ
コラージュとモンタージュ
昨日と今日
印刷における形式と表現
読みやすさについて
古き良き“Neue Typografie"
デザインと遊戯本能
ブラック ブラック ブラック
パッケージの芸術
三次元
色の複雑さ
生き生きとした描写
セザンヌに学ぶ
デザインの政治
完全性と発明力
ポール・ランド[ポールランド]
ポール・ランド(1914‾1996)
20世紀を代表するグラフィックデザイナー
グラフィックデザインの発達期に活躍し、現在のぐらふぃっきうデザインという仕事の基礎を作った一人。『エスクァイア』誌のカバーデザイン、広告、IBM、ABCテレビの企業ロゴマークなどの仕事が有名。
ニューヨーク近代美術館から史上もっとも素晴らしいアートディレクター10名に選ばれ、AIGA、ニューヨーク・アート・ディレクターズ・クラブ、タイプ・ディレクターズ・クラブなどから賞を受ける。
内容説明
デザインに関するランドの代表的な著作、1930年代から1980年代までの優れたグラフィック作品を幅広く集めたもの。1947年に刊行された名著『ポール・ランドのデザイン思想(Thoughts on Design)』の中のエッセイのほとんどは1984年にランド自身の手で書き換えられている。広告デザイン、コーポレート・アイデンティティ、デザイン教育、タイポグラフィなど、ランドが模範となる独創的な作品を生み出した分野におけるそれ以降の作品も、新たに加えた。それぞれの文章には実例として、ランドが尊敬する芸術家の作品だけでなく、ポスター、本のカバー、商品広告、企業の商標、パッケージ、内装などランド自身の作品も豊富に掲載している。
目次
芸術のための芸術
美と実用性
デザイナーの課題
ヴィジュアル・コミュニケーションにおけるシンボル
シンボルの万能性
商標
ストライプ
想像力とイメージ
形と内容の融合
アイデアのアイデア〔ほか〕
著者等紹介
ランド,ポール[ランド,ポール] [Rand,Paul]
プラット・インスティテュートやクーパー・ユニオン、イェール大学で教鞭をとり、さまざまな専門団体や研究機関から名誉ある賞を受賞。ニューヨーク・アート・ディレクターズ・クラブから何度もゴールド・メダルを授与され、1971年には同クラブの殿堂入りを果たしている。1966年には米国グラフィックアート協会のゴールド・メダル、1984年には、タイプ・ディレクターズ・クラブ・メダルを受賞し、1973年には、英国王立芸術協会(ロンドン)の名誉王室工業デザイナーに選ばれている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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