ウェルビーイングの設計論―人がよりよく生きるための情報技術

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ウェルビーイングの設計論―人がよりよく生きるための情報技術

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  • サイズ A5判/ページ数 407p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784802510400
  • NDC分類 007.3
  • Cコード C3055

出版社内容情報

テクノロジーは本当に人を幸せにするのか?
ITがどんどんと発展し、便利な世の中になった反面、AIが人の役割を奪うのではないかという危機感や、情報過多が引き起こす閉塞感など、悪い側面もまた見え始めています。そういった背景があり、「今の自分、今いる場所」を意識することでストレスを無くし、充足感を高める「マインドフルネス」や、完全な集中状態に入ってパフォーマンスを上げる「フロー」などの注目度が上がっているのが現在の状況ではないでしょうか。では、テクノロジーで人を本当に幸せにすることはできないのでしょうか?
本書が扱う「ウェルビーイング」とは、「こころが満たされ、健康で幸せな状態」を指す言葉です。本書では人の、あるいは社会全体のウェルビーイングを支えるテクノロジーを実現するために、土台となる知識を提供し、人々の幸せをテクノロジーでサポートする新たなアプローチの可能性を提示していきます。
★「こころ」がITの分野にも入り込んできた今、これからのテクノロジーを支えるシステム設計者や開発者、技術者の方、そしてストレスフルな現代社会を生きるすべての人に読んでほしい1冊です。★

ラファエルA.カルヴォ[ラファエルカルヴォ]

ドリアン・ピーターズ[ドリアン ピーターズ]

渡邊淳司[ワタナベ]

ドミニク・チェン[ドミニク チェン]

内容説明

人の「こころ」の領域にまでITが入り込んできた今、人間の潜在能力を高め、よりいきいきとした状態を実現するテクノロジーの設計、すなわち“ポジティブ・コンピューティング”のアプローチが求められている。マインドフルネスやレジリエンス、フローはテクノロジーとどう出会うのか―最新の研究成果で解き明かす。

目次

ポジティブ・コンピューティング入門
1部(ウェルビーイングの心理学;ポジティブ・コンピューティングの学際的な基盤;テクノロジー研究におけるウェルビーイング;ポジティブ・コンピューティングの枠組みと手法)
2部(ポジティブ感情;動機づけ、没頭、フロー;自己への気づきと自己への慈しみ;マインドフルネス;共感;思いやりと利他行動;警告、考慮すべきこと、そしてその先にあるもの)

著者等紹介

カルヴォ,ラファエル・A.[カルヴォ,ラファエルA.] [Calvo,Rafael A.]
シドニー大学教授(ソフトウェア・エンジニアリング)、同大ポジティブ・コンピューティング研究所ディレクター、オーストラリア研究会議(ARC)フューチャーフェロー

ピーターズ,ドリアン[ピーターズ,ドリアン] [Peters,Dorian]
UXデザイナー、シドニー大学教育学・社会福祉学部オンライン・ストラテジスト、同大ポジティブ・コンピューティング研究所クリエイティブ・リーダー

渡邊淳司[ワタナベジュンジ] [Chen,Dominick]
NTTコミュニケーション科学基礎研究所人間情報研究部主任研究員。2005年東京大学大学院情報理工学系研究科博士課程修了。博士(情報理工学)。人間の知覚メカニズムの探求や触覚を使った情報提示原理(Haptic Design)の研究を行う。人間の知覚特性を利用したインタフェース技術を開発、展示公開するなかで、人間の感覚と環境との関係性を理論と応用の両面から研究している。近年は、学術活動だけでなく、出版活動や、科学館でのワークショップ、美術館での展示等を数多く行う

チェン,ドミニク[チェン,ドミニク]
株式会社ディヴィデュアル共同創業者。NPOコモンスフィア理事。2003年カリフォルニア大学ロサンゼルス校デザイン/メディアアート専攻修了。2013年東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。IPA未踏IT人材育成プログラム・スーパークリエイター認定。2008年グッドデザイン賞受賞(NPOクリエイティブ・コモンズ・ジャパン)。「People will always need people」をモットーに多数のソフトウェア開発を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とーんぷーん

14
テクノロジーによってどれだけウェルビーイングを向上できるか。そのための研究結果や今後につなげるためのヒントを書いている。中庸の精神、動機づけ、フロー、マインドフルネス、瞑想。こういう部分は東洋的な仏教的な考え方があっているのだろうな。書き方によって、研究用のネズミに共感をもつのは自分ながら不思議な感じがした。今後テクノロジーによってより人間の心の部分の解析が増えていく気がする。そして、なんでもないようなデータの集合体が意味をもち、生命的な動きの解析ができるのだろうな。ちょっとドキドキ。 2021/04/29

izw

7
この本では、心理的ウェルビーイングと人間の潜在能力を高めるテクノジーの設計および開発を「ポジティブ・コンピューティング」と呼んでいる。ウェルビーイングの決定因子が特定されその測定についても研究され確立されてきた。その決定因子ごとに文献・理論、方法、手法・尺度を整理したフレームワークを元に、ポジティブ・コンピューティングのあり方を論じている。ウェルビーイングを設計に活かすという、最近重要視されるようになってきた視点が整理され、今後のデザインの基盤となる本である。2022/01/29

KEI

2
ポジティブ・コンピューティングなる分野では、テクノロジーのメリット(幸福やウェルビーイングへの貢献度)を検証し、ウェルビーイングや人間の潜在能力を高める技術設計や開発を行う。これまでにも結構な心理学的な実験や研究がたくさん行われていて新しい領域を知った。わかりやすく書かれているのと、技術革新の背景で行われている連携や視点を学ぶことができてよかった。2018/03/16

のぞみ

2
とてもとても良い本。 訳がこなれていないのが残念だけど内容で十分楽しめました。2017/02/12

john lennon

1
テクノロジーは私達の人生の向上に役立っているのか?この質問には賛否両論あります。私達は技術進歩により経済的な豊かさは手に入れましたが、その一方でスマホの見過ぎでメンタルが悪化したりと心の豊かさは失っていると言えます。この本はそんな問題提起を行い、本当の意味で豊かなテクノロジーの開発を目指しています。内容はウェルビーイングの心理学的説明が7割くらいで、テクノロジーの活用方法を知りたかった私としては少し期待外れでした。しかし、それだけ未発展の分野でもあり、市場に早期参入するチャンスとも言えるかもしれません。2021/10/27

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