出版社内容情報
プロの現場からレポートする、物撮りの世界。雑貨、ファッション、料理といった様々な被写体と向き合い、よい写真、よく伝わる写真にするために、それぞれどのように考え、テーマをつくり、光を当てていくのか? 演出の方法やセットの詳細はもちろん、自作装置やあらゆる知恵、アイデア、トリックを明かします。アマチュアカメラマンからプロカメラマン、デザインや写真に興味がある方まで、さまざまな人に「写真の力」「写真の考え方」を伝える一冊です。
ゆかい[ユカイ]
株式会社ゆかいは、写真家・池田晶紀が主宰する「写真とデザイン」の会社。書籍・雑誌・CD/DVDジャケット・ファッション・広告などの写真を数多く手がけ、映像制作やコミッションワークも行う。一方、所属作家の展覧会企画や写真集のセルフパブリッシングなど、7名のメンバーと共に写真を軸とした “ものづくり” を展開している。http://yukaistudio.com/
内容説明
雑貨、洋服、料理ほか、どんなテーマや対象も、あかるくてたのしくて、よく伝わる写真にするアイデアと技術。
目次
いろんな物撮り
きほんの物撮り(「よい物撮り」のための4つのきほん;まず揃えたい、物撮りのための「道具」;写真の主題を決める「ピント」;「ボケ」で被写体と背景の関係性を決定する;「光の向き」は6方向をきほんに考える ほか)
あかるい物撮り(文房具のコンポジション;自然光で草花の表情を引き出す;フラットであかるいフルーツ;窓辺にケーキのある風景;フワフワとただよう湯気 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りー
21
ブツ撮りの基礎を学ぶというよりも、ブツ撮りというものに興味を持ってもらうためのイロモノテクニックを楽しく紹介した、実用というより趣味の本。仕事で使うにはブツ撮りで飯を食うくらいのレベルの人でないとここまで手間はかけられないし、素人はそもそもこんなに機材揃ってねーよ!という現実的なツッコミ所はあるものの、発想はなかなか面白い。初めて見た時には『あかるい物盗り』と空目して、『おおどろぼうホッツェンプロッツ』みたいな絵本かと思ってスルーしていたけれども、まさかのオブジェクト撮影の業界用語、ブツ撮りの本だとは。2016/11/14
shiho♪
19
最近家の中のものを撮る『物撮り(ブツどり)』に挑戦中。 表紙のような大がかりな機材はないので真似はできないけど、ライティングひとつで小物や料理の印象が違うので参考になる。あとレイヤーで面白く演出する方法も。どの写真も、タイトル通りポップで明るい🎵見ているだけで楽しくなる。2023/08/30
なーさん
2
光を駆使した、ユニークなテクニックが満載です。真似るのが難しいものもあるものの、それを参考にアレンジすれば、さらに面白い写真が撮れそうな予感がします。色々試してみてもいいのだなあと思える本です。2016/11/02
わたし
1
知らない分野すぎておもしろかった〜〜けど、多分ふつうに携帯で写真を撮るときにも光の向きなんかは気にできるだろうし覚えておいて損はないかも?2023/10/25
doji
1
写真の指南書をはじめて読んだ。やわらかい文章と整理させた編集、うつくしいブックデザインはもちろんのこと、読んでいると写真の世界に触れてみたくなるのと同時に、撮影という行為は物理現象にほかならないのだなという、かなり原初的な感覚のようなものに触れた気持ちにもなった。2023/09/05
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