出版社内容情報
奴隷か、独立か。
あのとき、あの会議で何が語られたのか。
全演説収録
バー・モウ / 張景恵 / 汪兆銘 / 東條英機 / ワンワイタヤーコーン
ホセ・ラウレル / スバス・チャンドラ・ボース
アジアの指導者たちの声が響く歴史的瞬間を、三浦小太郎が読み解く。
ヨーロッパの栄光はアジアの屈辱であるー岡倉天心
80年前のアジアは欧米の軛を断ち切った。
岡倉天心の預言と重光葵の奮闘が織りなす、アジア主義の真髄。
現代の中華帝国主義に立ち向かうための歴史の教訓がここに!
二十一世紀の現在、西欧的価値観の最も普遍的なものとされた自由と民主主義は力を失い、
むき出しの覇権主義や帝国主義の論理さえもが復活している。抑圧された民族の連帯と解放に向かう理念が、
今こそ必要とされているのではないだろうか。
岡倉天心の思想と大東亜会議に集ったアジアの指導者たち、そして大東亜会議を開催した重光葵を中心とした先駆者の言葉を、
大東亜戦争終戦八十周年の年に読み直し現在の問題としてとらえなおすこと、本書で非力な私が試みるのはそのような作業である。
(本文「はじめに」より)
【目次】
内容説明
あのときあの会議で何が語られたのか。全演説収録。アジアの指導者たちの声が響く歴史的瞬間を、三浦小太郎が読み解く。
目次
第一章 預言者・岡倉天心の生涯
第二章 岡倉天心のアジア解放論『東洋の目覚め』
第三章 東亜新秩序から大東亜共栄圏へ
第四章 重光葵の奮闘と大東亜共同宣言成立の推移
第五章 東條英機と大東亜会議
第六章 汪兆銘と大東亜会議
第七章 「政治」に徹した二人の発表
第八章 大東亜会議における新独立国
第九章 チャンドラ・ボースの戦い
エピローグ そして現代の中華帝国主義と民族独立
著者等紹介
三浦小太郎[ミウラコタロウ]
昭和35(1960)年東京生まれ。獨協高校卒。現在、アジア自由民主連帯協議会理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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