囚われの楽園―脱北医師が見たありのままの北朝鮮

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  • サイズ B6判/ページ数 244p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784802401586
  • NDC分類 302.21
  • Cコード C0030

出版社内容情報

「無償医療」「無料教育」「地上の楽園」の虚構── 
1960年代、日本のメディアと「進歩的文化人」が絶賛した総数9万3千人の「北送事業(帰国事業)」は、
巨大な監獄への移動であった。
息苦しい密告と監視、収賄の蔓延、人権の蹂躙、国家も国民も 100%嘘の社会、
違反すれば即収容所行き……北朝鮮のリアルを描く。
金日成の死後、北朝鮮は9億ドルを投入し遺体を永久保存にした一方で、人民は配給も断たれ、
最大見積で300万人が餓死した──。
「心の故郷・日本」──北朝鮮の深刻な独裁の中で、一時も忘れられなかった場所は日本だった。
パ ン チ ョ ッ パ リ
「半日本人野郎」──日本からの帰国者はこう呼ばれて蔑まれた。
思考停止する快感──自分の頭で考え、少しでも創意性を持って動けば批判を受ける。
「北朝鮮の人々の最も不幸なことは、自分たちが不幸だということを知らないこと」

内容説明

1960年代、日本のメディアと「進歩的文化人」が絶賛した総数9万3千人の「北送事業(帰国事業)」は、巨大な監獄への移動であった。息苦しい密告と監視、収賄の蔓延、人権の蹂躙、国家も国民も100%嘘の社会、違反すれば即収容所行き…北朝鮮のリアルを描く。

目次

第1章 在日コリアン二世
第2章 最後の自由
第3章 話では「楽園」実際は「地獄」
第4章 人民共和国公民になるまで
第5章 差別と監視
第6章 適者生存
第7章 北朝鮮の独裁体験
第8章 脱北医師が見た北朝鮮の医療の実態
第9章 脱北決意
第10章 自由を探し彷徨う二カ月間
第11章 ミャンマーでの日々
第12章 希望の地で

著者等紹介

李奏〓[イテギョン]
1952年、山口県下関市で生まれる。1959年、下関朝鮮初中級学校に入学。1960年、在日朝鮮人の帰還(北送)事業により家族で北朝鮮へ渡る。1972年、朝鮮人民軍に入隊。1986年にP医学大学を卒業、医学研究所の研究院を経て、2001年に病院長となる。2006年に脱北するが、ミャンマーで「不法入国」の罪に問われ2年4カ月服役する。2009年に韓国入国。現在「北送在日同胞協会」会長として北朝鮮の自由民主化のために在日脱北者たちと活動している

川〓孝雄[カワサキタカオ]
1950年茨城県水戸市で生まれる。県立水戸第一高等学校、専修大学法学部を経て医療機器メーカーに就職し、輸出先でもある韓国に興味を持ち、独学で韓国語を学ぶ。1995年、北朝鮮平壌、開城、板門店を訪問。北朝鮮人権問題に関するNPO活動を続け、脱北者安明哲氏や李順玉氏などの手記翻訳に関わる。現在、(特非)北朝鮮難民救援基金で事務局を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Arte

1
子供の時に北送事業で北朝鮮に渡った在日の著者が脱北後に書いた手記。高度成長期の日本から北朝鮮に着くと、食事も住宅も臭いが酷かった、というのがリアル過ぎて。新潟に迎えに来た北朝鮮政府の男がヨレヨレの服を着ていたとか、隠しきれていない感がある中、北送事業で北朝鮮に渡った人、9万人もいたのね。2024/07/04

金吾庄左ェ門

0
著者は在日として兵役後に医師になっているので、まだマシな方ではあると思うのですが、それでも脱北を決意するくらい北朝鮮での暮らしは過酷なものでした。最初の頃は臭いクソ田舎程度の話が、だんだん共産主義的な息苦しい日々へと変わっていくのにそう時間はかかりません。党に密告(告発)しなければ生きていけない。自分で考えて行動するなど許されない。党の命令に従って寝起きするしかない日々。医師になっても医師らしい仕事はできず不正行為に協力させられます。

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