出版社内容情報
TV・新聞で取り上げられ衝撃を与えた実話ー
たくさんの人の心を癒やした捨て犬のおんがえし。
純平はどうして公園がこわいのか。
その理由に皆、涙するー。
「雑種犬でも、捨て犬でも、ひどい虐待を受けた犬でも、
心ある人間との出会いによって幸せになれることをおまえは証明してくれたね」
純平のしっぽがほこらしそうに左右にゆれています。
(本文より)
目と心に傷をおった
犬の不思議な運命ー
純平の事件がきっかけとなり
日本全国に愛の輪が広まった
※本書は2017年に刊行した『新装改訂版 瞬間接着剤で目をふさがれた犬 純平』を改題・改訂のうえ、新装したものです。
内容説明
たくさんの人の心を癒やした捨て犬のおんがえし。純平はどうして公園がこわいのか。その理由に皆、涙する―。TV・新聞で取り上げられ衝撃を与えた実話―。
著者等紹介
関朝之[セキトモユキ]
1965年東京生まれ。城西大学経済学部経済学科、日本ジャーナリストセンター卒。仏教大学社会学部福祉学科中退。スポーツインストラクター、バーテンダーなどを経てノンフィクションライターとなる。医療・労働・動物・農業・旅などの取材テーマに取り組み、同時代を生きる人々の人生模様を書きつづけている
天乃壽[アマノコトブキ]
多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科卒業。イラストレーション青山塾修了。ゲーム会社にてCGアニメーターを経てイラストレーターとして活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン
15
アマゾンでハート出版と検索すると恐ろしいですよ。きな臭い出版社なんだけど学童向け童話は動物ものが多く、素直に読める。本書の前書きに「ノンフィクションライターとは遠い過去の出来事を忘れてしまった人/知らない人に伝えるために、本当にあったことを書き残しておく仕事」とありました。確かに本書を読むまで純平の事件も全く記憶に残っていなかったです。純平は平成8年に瞬間接着剤で目を塞がれたところを救われた子犬。酷いことをするものです。獣医師の奮闘もあり、無事に純平は視力を取り戻し、救世軍が運営する施設に引き取られます↓2025/04/09
ccb
3
公園で保護した捨て犬の目が瞬間接着剤で塞がれていた。悲しい事件の詳細と保護犬のその後がわかりやすく記載されています。平成初期にこんな悲しい事件があったのですね。犬好き、動物好きとしては許せない。ルビも振られているし、小学生にも読みやすいと思う。ペットとして飼う責任、動物を愛すること、大切!2023/08/11