内容説明
昭和18年度から終戦まで国民学校初等科5年、6年で使用された教科書『初等科地理』上下巻の合本。
目次
初等科地理上(五年生用)(日本の地図;本州・四国・九州;帝都のある関東平野;東京から神戸まで;神戸から下関まで;九州とその島々;北陸と山陰;中央の高地;東京から青森まで;北海道と樺太;朝鮮と関東州;台湾と南洋半島)
初等科地理下(六年生用)(大東亜;昭南島とマレー半島;東インドの島々;フィリピンの島々;満洲;蒙疆;支那;インド支那;インドとインド洋;西アジアと中アジア;シベリア;太平洋とその島々)
感想・レビュー
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小鈴
16
図書館で借りて興味深く読むが、感想を書こうとしてこの画面の本の帯をみるとひいちゃいました。この帯があったら手に取らなかったかも(笑)。現在の日本の地理に加え植民地を含めて記載してあって興味深い。「大連、旅順は不凍港です」という言葉の重み。ロシアが喉から手が出るほど欲しがった理由だ。愛知県の説明に「わが国でも一番養鶏が盛んなところ」とあったよ。知らなかった。植民地の歴史には全く触れず地理だけ書いていて、それを読む分には目端が効いていて当時の様子を知ることができる。 2021/11/05
ゆうか
1
難しかったです。 当時の小学生や教科書編集者のレベルの高さがよくわかります。2021/09/13