林芙美子が見た大東亜戦争―『放浪記』の作家は、なぜ「南京大虐殺」を書かなかったのか

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林芙美子が見た大東亜戦争―『放浪記』の作家は、なぜ「南京大虐殺」を書かなかったのか

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784802400725
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0021

内容説明

「朝日新聞」「毎日新聞」の“従軍作家”となった林芙美子は、母国の兵士たちと寝食を共にしながら、過酷な戦地を駆けめぐった。彼女が自分の目で確かめたかった“本当の戦争”とは何なのか。残された貴重な記録をもとに、その足跡を辿る。

目次

はじめに―一次史料の重要性
台湾、中国、二六歳の旅
ソ連大使に極秘書類を届ける
恋人はリットン報告書スクープ記者
コミュニストにソ連亡命を誘われる
「内地」だった樺太
侵略する欧米、非難されるのは日本
南京に行くまで
虐殺はなかったから書かなかった
文芸銃後運動に打ち込む
太鼓をならし笛を吹いたのは誰か
七ヵ月にも及んだ南方従軍生活
アッツ島「玉砕」で突然の沈黙
苦労したのは慰安婦ではなく一般女性
さよなら、マッカーサー

著者等紹介

宮田俊行[ミヤタトシユキ]
昭和32(1957)年、鹿児島県鹿屋市生まれ。鹿児島市で育つ。鹿児島県立鶴丸高校、早稲田大学法学部卒業。現在まで40年続く早大『マイルストーン』創刊初期メンバー。情報誌の『ぴあ』が伸びて月刊から隔週刊に移行する時期にアルバイトし、サブカル系の人たちに多数インタビューする。南日本新聞(本社・鹿児島市)に26年余り勤め、枕崎支局長、奄美大島支社長、文化部デスクなど記者一筋。社会部記者時代の昭和63年には、年間企画「火山と人間」取材班として日本新聞協会賞を受賞した。早期退職後は、京都造形芸術大学通信教育部文芸コースを卒業して芸術学士を取得。東京都新宿区立赤城生涯学習館長を1年務めた。福岡県小郡市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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かふ

25
著者は「南京大虐殺」は無かった説でそれをいちいち取り上げない。林芙美子という流行作家がいかに機敏に庶民の心情に沿っていったのかはわかる。作家になりたての頃はプロレタリア文学に共鳴して逮捕されたこともあるという。そもそも林芙美子は貧困階級の生活を描いてデビューした作家だ。だから貧困者には敏感だった。当時そうした貧困階級の受け皿となったのは、インテリを中心とする左翼ではなく、民族主義を謳う皇道派の国家主義的な右翼思想だった。そして彼らが日本ではなく新天地として五族協和の夢は満州など中国に向けられたのである。2021/08/15

ベルるるる

18
本書の中に、GHQによって削除され、大きくバツ印の付いた初稿ゲラに残っている坂口安吾の一文が紹介されている。「私は戦争を最も呪う。だが、特攻隊を永遠に賛美する」 私には、日本の為に命をかけてくれた日本軍の全ての人に向かって書かれていると思える。 同時代を生きた全ての人に向かって書かれていると思える。 著者は、「同じ日本人が否定し、貶める事があってはならない」そう書いている。坂口安吾の言いたい事もそれだったと思う。あの戦争で亡くなられた方、あの時代を苦労の中で生き抜かれた方を私はリスペクトする。2019/01/24

0717

16
林芙美子さんって名前は知っているけど一冊も読んだことないな。新聞社の特派員として昭和12年の暮れから正月にかけて陥落したばかりの南京にいて取材をしている。後にチャイナは当時大虐殺があったと主張する正にその時に現地にいた訳だけれど、彼女は一切、何らの虐殺行為も記録していない。なぜか。虐殺などなかったからだ。2019/07/16

まーちゃん

1
南京大虐殺があったとされる、ちょうど同じ時に作家の林芙美子が新聞社から派遣されて現地に居たことを初めて知った。東京裁判では1万2千人の非戦闘員が殺され、2万人の強姦事件が発生し、6週間に渡って放火が続き、捕虜3万人が殺された···等々6週間に20万人以上が殺されたとされる南京事件。その現場に居た人が、しかも記者が全くそのことに触れず、とても静かだったと書いている不思議。自らも新聞記者だった著者が膨大な資料を元に解き明かした1冊です。2020/09/05

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