内容説明
加害者になるのも、被害者になるのも紙一重。暴走一歩手前の「予期できた出来事」を見逃さないために悩める若者とその家族に寄り添ってきた、この道30年ベテランカウンセラーが明かす選りすぐりの「相談事例」と解説。
目次
第1章 わが子を犯罪の「被害者」にも「加害者」にもさせない50話(他人に迷惑をかけないように、ときに叩いて躾をしてきました;子どもの独立心を養うために、個室を与えたが部屋に入れてくれなくなった;子どもの体が弱かったので、いろいろと先回りして心配し、過保護にした ほか)
第2章 “親殺し”が少年の心に生まれる理由(“親殺し”は「つながり方」を踏み間違えた「家族回帰」への願い;「10の提案」変わらぬ現実に「いじらしい子」と思えたら“八合目”)
第3章 キレる前に気づいて(怒りの背後に潜む感情;「怒り」は生きるエネルギー;強迫性社会が怒りを増幅させる ほか)
著者等紹介
富田富士也[トミタフジヤ]
静岡県御前崎市出身。教育・心理カウンセラーとしてコミュニケーション不全に悩む青少年への相談活動を通じ、絡み合いの大切さを伝えている。『コミュニケーションワーク』の学びを全国的に広めている。千葉明徳短大幼児教育科客員教授、千葉大学教育学部非常勤講師等を経て現職となる。現職、「子ども家庭教育フォーラム」代表、文京学院大学生涯学習センター講師、日本精神衛生学会理事、日本学校メンタルヘルス学会運営委員、日本外来精神医療学会常任理事、NPO法人「保育ネットワーク・ミルク」顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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