出版社内容情報
●第一特集 ジョイフルトレイン電機
国鉄末期、東京、大阪地区につづいて名古屋地区に誕生した団体専用のジョイフルトレイン「ユーロライナー」には、それ専用の電気機関車が仕立て上げられた。車体塗装は欧風客車と同じ白色を基調とした塗装をまとい、本線走行時は客車とともにみごとな編成美を醸し出し、多くのファンを魅了した。以後、仙台、高崎、東京、岡山、北九州各地に登場した団体専用客車にはこれに感化されて、同様の車体色を塗り替えた電気機関車=ジョイフルトレイン電機が登場。本特集では本州と九州を駆け抜けたジョイフルトレイン電機の生い立ち、塗装デザイン、そして運転実績を解説。写真はジョイフルトレイン牽引時とともに、稀に充当された寝台特急牽引時の姿も振り返る。
●第二特集 ED77
郡山~会津若松間を結ぶ磐越西線用とし1967(昭和42)年、国鉄が新造した交流電気機関車。その生い立ちから廃車される1993(平成5)年までの運転実績、そしてメカニズムを解説。
以上のほか、2025(令和7)年で生誕100年を迎えた遠州鉄道ED28 1の現状取材、修繕作業を行うスタッフにインタビューし、その裏側に迫る。加えて碓氷峠横川~軽井沢間で使われたED42電気機関車の幻の転用計画なども収録。
【目次】