出版社内容情報
鉄道が日本に姿を現してから100有余年が経つ。
その間には、鉄道を近代化させるために、車両にも技術にもさまざまな試みがあり、成功もあれば失敗もあった。いろいろな葛藤のなかで発展してきた鉄道技術を、名車あるいは珍車など、エポックな車両からひもとき、どう発展してきたかを概観する。
目次
第1章 古くて新しいゲージ問題
第2章 動力機関の進歩1 外燃機関=蒸気機関車など
第3章 動力機関の進歩2 内燃機関=ディーゼル機関車など
第4章 動力機関の進歩3 電気列車
第5章 台車は車体を支えて走る
第6章 車体は丈夫に、しかし軽く
第7章 旅は苦痛から快適へ
第8章 流線形列車の時代
第9章 新幹線と空力造形
第10章 スピード記録を作った車両たち
第11章 世界の鉄道メーカー地図
第12章 鉄道の安全化
第13章 求められるマイルドな鉄道技術
第14章 リニアはどこへ行く
著者等紹介
小島英俊[コジマヒデトシ]
1939年東京生まれ。東京大学法学部卒。三菱商事に勤務後に食品系の会社を企業。2005年よ近代史や鉄道史などのノンフィクションを手がける。鉄道史学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
TI
5
薄い本であるが内容はかなりしっかりしてる。とはいえ素人向けなので専門書のように何が書いてあるかさっぱりということはない。 やはり戦前のヨーロッパの列車はすごいね。表紙の列車も戦前の列車だしね。2024/10/23
Takahide✈Yokohama
0
珍車はあまり紹介されていないような…。イカロス出版なのに誤字脱字やおかしな文章が目立つ(ex.P51:三相交友、後付:2005年よ近代史、P163:2018年にはミュンヘン工科大学チームは2019年に時速463キロを印した。etc.)。分かりやすく書こうとして推敲しすぎたのかな?小見出しに誤字が伴っている断面積変化率理論(P108)は日本が進んでいるような書き方になっているが、航空機の分野ではかなり前から採用されている技術。あと鉄道事故(P140)で福知山線事故が取り上げられていないのは何故?2025/01/19
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