ラスト・ワルツ―胸躍る中国文学とともに

個数:

ラスト・ワルツ―胸躍る中国文学とともに

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月26日 18時16分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 264p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000255073
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

『論語』『世説新語』『三国志演義』『水滸伝』……爽快きわまりない〈侠の精神〉と逆境を笑い飛ばすユーモアに貫かれた、胸躍る中国古典文学の世界。そして生涯惚れ込み聴き続けた〈ザ・バンド〉ーー闘いぬいて敗れた好漢たちの〈見果てぬ夢〉に深く共感し、その魅力を語り続けた著者の、鮮やかなラスト・ワルツ。

内容説明

『論語』『世説新語』『三国志演義』『水滸伝』…爽快きわまりない“〓の精神”と、どんな逆境をも笑い飛ばすユーモアに貫かれた、胸躍るような中国古典文学の世界。そして生涯惚れ込み聴き続けた“ザ・バンド”―。志を貫き闘いぬいた好漢たちの“見果てぬ夢”に深く共感し、その魅力を語り続けた著者の、鮮やかなラスト・ワルツ。絶筆となった「わたしの水滸伝」も収録する。

目次

1 中国古典文学の愉しみ―ことばとユーモア(中国古典の鋭さとユーモア感覚;ことばとユーモア ほか)
2 作品を読む―露伴、水滸伝(露伴の中国小説―『幽情記』と『運命』について;わたしの水滸伝(第一部))
3 書物の玉手箱(『源氏物語』(中)角田光代訳
『顔真卿伝―時事はただ天のみぞ知る』吉川忠夫著 ほか)
4 ラスト・ワルツ―見果てぬ夢とともに(夢の証;私の人生を変えた映画『ラスト・ワルツ』 ほか)

著者等紹介

井波律子[イナミリツコ]
1944‐2020年。富山県生まれ。1972年京都大学大学院文学研究科博士課程修了。金沢大学教授、国際日本文化研究センター教授などを歴任。専門は中国文学

井波陵一[イナミリョウイチ]
1953年福岡県生まれ。1978年京都大学大学院文学研究科修士課程修了。1981年井波律子と結婚。京都大学人文科学研究所教授を経て、京都大学名誉教授。専門は中国文学。訳書に『新訳紅楼夢』(全7冊、岩波書店、読売文学賞受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

崩紫サロメ

18
2020年に他界した著者の遺稿集。著者に憧れて生きてきた私にとっては、涙無しには読めないものだった。タイトルは著者が熱愛したロックグループ〈ザ・バンド〉のコンサート映画。100回以上、生活の一部として見たという。著者の文章の躍動感や反骨精神溢れる人物の魅力的な描写はこういうところから来るのだろうか。著者がザ・バンドの音源を見果てぬ夢の証として聞き続けたように、私も著者の『中国的レトリックの伝統』を読み続けるのだろう。2022/02/11

すいれん

2
遺稿集。中国文学以外にロックバンドや映画、幸田露伴、書評など。きっぱりした文体が好きで翻訳は勿論いろいろ読んできた。世説新語、論語は凄くわかりやすかった。まだ水滸伝は読んでいないので、ゆっくり楽しむ予定。円地文子読みたくなった。昔新潮文庫で少し読んだだけだから。中学生の頃から読書を支えてくれていた方だったなぁ、と改めて思う。合掌。2023/10/05

NAGISAN

2
井波律子さんの翻訳で中国古典に親しんだ者として、突然のご逝去は淋しい。恩師の吉川幸次郎先生の「空間を言葉で満たせ」は、著者をいつも鼓舞してきたと言う。ザ・バンドの「ラスト・ワルツ」と劉禹錫の「秋詩」を愛した著者。生前お会いできなかったことは残念ですが、一風変わった文学少女、全共闘へのシンパシーなどなど、『中国名詩集』の「秋詩」を開きながら、先生をお偲びしました。2022/09/11

DEN2RO

2
不慮の事故で亡くなった著者の遺稿を夫君が編集・出版しました。自宅で転倒するまで心身ともにお元気だったそうです。著者の人柄が髣髴として浮かび上がるのは夫君の哀惜の深さによるものでしょう。面白い本を出してくれるのを楽しみにしていました。本当に残念です。2022/03/30

山陰 柴

1
連れ合いの井波凌一の井波律子への追悼の本だと思う。律子氏はザ バンドのファンでバンド解散スペシャルのDVDを観て、くじけそうな自分を鼓舞して何度も観たと語る。『~力及ばずして仆れることを辞さないが 力を尽くさずして挫けることを拒否する」を信じて仆れるまで頑張ってはった。と、愛情ある凌一氏の語りが胸を打つ。私は不慮の事故とで亡くなられたと知ったのは一年後でした。2023/01/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19283477
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。