出版社内容情報
秘境駅探訪がブームになっている。確かに秘境駅は写真の対象として申し分ない。だが、駅の写真だけ撮って終わりというのはあまりにもあじけなくはないか。秘境駅を訪れたら周囲を探索してみよう。
とはいえ、「陸の孤島」とも称される秘境駅のまわりにはなにがあるのだろうか? 「歩いて取材すること」をスタイルとしている紀行エッセイストのカベルナリア吉田氏が秘境駅で降りて歩いてみた。
取り上げるのは北海道から九州までの50あまりの名うての秘境駅。すべて車を使用することなく、列車で訪れて周辺を歩いている。
秘境駅は列車の本数が少なく、降りたら次の列車まで時間があくこともしばしば。だが、駅からどこかに行って時間をつぶすにも、秘境駅は駅からの公共交通がないことがほとんどなので歩くしかない。
「陸の孤島」とも呼ばれる秘境駅のまわりにはなにがあって、どんな人が暮らしているのだろうか……。現場を実際に訪れて歩いてみなければわからない、想像を上回る世界が広がっていた。
内容説明
名だたる秘境駅を列車で訪れ、駅のまわりを歩いてみた。そこにあったのは最果ての寂寥感と旅情だけではない。見えてきたのは「日本の不都合の真実」だった。
目次
JR室蘭本線 小幌駅
JR宗谷本線(前編)名寄発着
JR上越線 土合駅
南海高野線
JR宗谷本線(後編)稚内発着
JR羽越本線
三陸鉄道リアス線/JR八戸線
野岩鉄道/会津鉄道
JR奥羽本線
都心から日帰り秘境駅 箱根登山鉄道/小湊鉄道&いすみ鉄道
JR飯田線
JR芸備線
JR土讃線
JR日豊本線/JR肥薩線
著者等紹介
カベルナリア吉田[CAVERNARIA YOSHIDA]
1965年北海道生まれ、早大卒。雑誌編集者を経て2002年からフリー。沖縄と島をはじめ、日本全国を「自分の足で歩く」旅を重ね、紀行文を発表している。早稲田大学社会人講座で講義も行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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