目次
縁の切り方―東京都
プラシーボ効果―佐賀県
噂―福岡県
祓い先―神奈川県
誘導係―関東地方
御神籤―四国地方
研修―場所は伏す
マネキン―中国地方
縁切り神社にて―京都府
奇習―東海地方〔ほか〕
著者等紹介
正木信太郎[マサキシンタロウ]
昭和49年生。怪談作家、怪談師。怪談イベント「寄り道怪談」主宰、座談会イベント「板橋怪談会」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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☆よいこ
68
実話怪談話。神社関係は狭い世界なので身バレ怖くて取材困難だったらしい。わりと「ありそう」な怪談が多いが「障る」ものも含まれているらしい(どれかはわからんかった)▽縁の切り方/プラシーボ効果/噂/祓い先/誘導係/御神籤/研修/マネキン/縁切り神社にて/奇習/黒/狛犬/かごめかごめ/呼ぶ声/新雪の足跡/さきちゃん/呼ばれた狐/味変/恋愛祈願/ある体験談/隻腕/霊の概念/神前式/千客万来/川沿いの社/貢献/通じるもの通じないもの/酒好き/神隠しとは/神社の神隠し▽2012年~2022年蒐集。寺への信頼感笑
トムトム
19
やっぱしこの手の人々は感度が良いというか、なんか経験されています。私は神職ではないけれど感覚は研ぎ澄ませています。ある日、落とし物の手袋が自販機の取り出し口にかけてありました。ふーんと通り過ぎようとしたら、その手袋が取り出し口の内側に引っ込み、フタが「カタン!」。手袋じゃなくて、手…?2023/03/26
高宮朱雀
16
神職だからこそ見える世界や感じられる怪異だと思って読了。いやぁ、怖かった…。 まじないと呪いは同じ字だと良く言われるけれど、その通り、詰まる所は紙一重の意味合いなんだろうなと思って。神社は聖域だと考えているし、それが多くの人の総意だろう。だからこそ、仮に誰かに憤懣遣る方無い思いを抱いたとしても、せっかくの神頼みをそんなネガティヴで後ろ暗い願いを晴らす為に使うのは如何なモノかと悲しくなる。人の卑しさに身震いする…。 2023/03/23
てつJapan
11
神職のお仕事が垣間見れるのは面白いですが、明らかに絶対実話で話が混在しています。2023/10/23
no666kkk
2
こういうのは夏に一番読みたい欲が高まるけど、結局年中好きだなぁ。神社に特化したものは何気に初めて読んだかも。2022/10/06