内容説明
鉄道駅構内で営業する喫茶店、駅カフェ。国鉄末期の余剰人員の受け皿とすべく爆発的に増えたその業態は、都市部はもちろん地方にも数多い。ファストフードである駅そばと違い「時間をゆったりと使う」ことに意味がある喫茶店は、忙しない都市部よりは地方にこそ魅力や意義、特異性が潜んでいるのではないだろうか。本書では終着駅、無人駅、ローカル線に立地する“駅カフェ”を取り上げ、旅情たっぷりに綴っていく。駅構内に駅そば店が存在する意義や特異性を見いだし、鉄道グルメメディアに新ジャンルを確立させてきた筆者が贈る、さいはての駅カフェを巡る冒険譚!
目次
北のさいはて
東のさいはて
津軽のさいはて
三陸のさいはて
東京近郊身近なさいはて
北陸の3つのさいはて
“まん中”のさいはて
大阪近郊身近なさいはて
備後のさいはて
四国のさいはて
西のさいはて
南のさいはて
著者等紹介
鈴木弘毅[スズキヒロキ]
1973年埼玉県生まれ。中央大学文学部卒業。駅そば、道の駅、日帰り温泉など旅にまつわる様々なB級要素を研究し、独自の旅のスタイルを提唱する“旅のスピンオフライター”として活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あるぱか
3
ローカル線の駅カフェ探訪記です。なかな方気軽に訪れられないところばかりなので、とても興味深かったです。普段カフェが好きな方ではないので、着目する点や書き方が自分とは違っている点も楽しく読めました。2022/06/06
こすもす
2
初めて電子図書館で借りてみた。 読むのにかなり時間がかかった。 なんと言っても題名がいい。 さいはての駅カフェ…情緒満点だ。 2024/08/27
Humbaba
0
魅力があるかどうかと、多くの人が訪れるかは必ずしも一致しない。また、人が訪れないような場所だからこそ、実際に逝ってみれば何とも言えないような風情があるということも十分に起こり得る。人が来ない場所というのは実際に行くのが大変だったりするため、訪れるためには労力が必要である。しかし、その労力を払ったからこそ味わえるものがあるのであれば、それは決して無駄ではない。2025/01/30
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