内容説明
売れるためならなんでもやる!なにがあっても絶対にあきらめない!笑顔と突飛なアイデアで逆境を乗り切る。
目次
1章 銚子電鉄のまずい歴史
2章 苦境は自虐ネタで笑い飛ばせ
3章 笑いに必要なのはエンタメだ
4章 心強くありがたい“銚電応援団”
5章 “救世主”まずい棒誕生秘話
6章 まずい棒は銚子電鉄を救えるか?
7章 英断!?劇場公開映画の制作を決意!
8章 “グローカル”鉄道を目指して
著者等紹介
竹本勝紀[タケモトカツノリ]
1962(昭和37)年。千葉県木更津市生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業。千葉県内の税理士事務所に勤務の後、平成21年に竹本税務会計事務所を開設。税理士として約500社に上るクライアント企業の税務申告のほか経営指導を行う。平成17年より銚子電気鉄道株式会社の顧問税理士となり、同20年社外取締役に就任、同24年12月代表取締役に就任。以来、約20名の社員と共に経営再建に向けて奔走を続けている。また、千葉科学大学非常勤講師として財政学、マーケティング論を担当している
寺井広樹[テライヒロキ]
文筆家。同志社大学経済学部卒業。怪談の蒐集や超常現象の研究をライフワークとしている。文筆業のかたわら、地方創生事業に進出(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アセロラ
8
経営状況が大変な、銚子電鉄についての本です。車両は京王帝都電鉄→伊予鉄道→銚子電鉄とおさがりを、なんと1両12万円で購入したそうです。ちなみに昭和37年製。しかし伊予鉄道からの運搬費用が3000万円、改造などで1両あたり合計4000万円ほど。それでも新車だと1〜2億よりかなり安いようです。電車の価格のことは知りませんでした。他にも経営の工夫がおもしろいです。社長はじめ、みなさん明るくて前向きです。2020/02/23
やすかりし
1
「地域の足」たる本業を守り抜くため、あの手この手の策を打つその姿に地方の活性化の神髄を、そして衰退産業の今後の目指すべき道を見るようです。金はなくとも知恵がある。確固たるビジョン、目指すべき未来、ぶれない軸、それがあるから楽しいし美しい。2019/12/06
カンパネルラ
1
銚子電鉄というと鉄道より有名な濡れせんべいや、斬新な企画で観光客を集客し、今は順風満帆、これからもこの調子で行くぞ!!と本を読む前まで思っていました。 しかし、本を読んでみて、極めて累積赤字はたまる一方、社長自らが自虐的にかつ、真剣になりふり構わぬ集客策を実施し、あげくには、電車の運転までしてしまう凄く必死な状況だそうです。でも、本に登場するほぼ全員の社員の方々は皆さん明るく、未来に希望をもって楽しく働けている姿が覗けました。本の続きは、実際に銚子電鉄に乗って感じてみたいと思いました。2019/09/16