内容説明
日本ワインの最前線に立つ気鋭の醸造家が体験したワインの聖地ボルドー。決して恵まれた気候ではないボルドーはしたたかな戦略、工夫と努力で、世界的な名声と競争力を確立した。
目次
第1章 栽培編
第2章 醸造編
第3章 改植編
第4章 歴史編
第5章 テイスティング編
第6章 生活編
エピローグ
著者等紹介
安蔵光弘[アンゾウミツヒロ]
1968年、茨城県水戸市に生まれる。東京大学農学部農芸化学科卒業、同大学院修士課程応用生命工学専攻(応用微生物学)修了。メルシャン株式会社入社、勝沼ワイナリー配属。本社商品企画部(ワイン商品開発担当)およびワイン事業本部国産商品部(開発担当)を経て、勝沼ワイナリー技術係に復帰。2001年より、ボルドー・オーメドックに同社が所有するシャトー・レイソンに駐在し、栽培と醸造作業に従事する。同時期にボルドー大学醸造学部に在籍し、DUAD(Dipl^ome Universitaire d’Aptitude `a la D´egustation)およびDU Technologie du Vin取得。東京大学農学部非常勤講師(2009~)、洋酒技術研究会賞受賞(2014年)、社団法人葡萄酒技術研究会理事、ワイン醸造技術管理士(エノログ)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ホッパー
49
すごい本。ぶどう栽培からワイン造り、ボルドーの歴史、テイスティングについてまで、一通りの詳しい知識が得られる。文章も読みやすくて更に良い。ワイン初心者から一歩踏み込みたいと思う人に是非お薦めしたい。2021/01/03
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2
何か変えてやろうでは見逃すことも多いはずだから、なんでも吸収しようという姿勢で。ワインの客観的評価や歴史、栽培など、全体として内容が濃く、しかも驕り高ぶった感じもなく、とても面白かった。自分も分野は違うがこの人のように頑張りたいと思った。2025/07/02
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