内容説明
軍事や兵器、とりわけ艦船に強い愛着をもつ高校生の有馬勇はある日突然、謎の光に飲み込まれ、気が付くと見知らぬ軍艦に乗っていた。困惑する勇に告げられたその艦の名は戦艦「初瀬」。しかも時は日露戦争まっただ中の明治37年5月14日、まさに史実で「初瀬」が触雷沈没する一日前だった。これに気づいた勇は艦を救うため立ち上がるが、そんな彼の前に、自らを軍艦の魂を宿した「艦魂」と称する少女が現れる―。そして日露の戦場は、勇の介入により史実より10年も早く登場した戦車や軍用機によって、その様相を一変させるのだった。100年の時を超えて明治日本にタイムスリップしたミリタリーマニアの主人公が、「艦魂」と呼ばれる少女たちと共に、後世の知識を駆使して歴史改変に挑む、ウェブ小説発の異色仮想戦記が遂に出撃!
著者等紹介
三好幹也[ミヨシミキヤ]
平成3年、東京都出身。20年より小説投稿サイト「小説家になろう」において『艦魂戦記―もうひとつの日本海軍史』の原形となる「艦魂たちともうひとつの太平洋戦争」シリーズの連載を開始し、以降は映画のノベライズやWeb上の連載小説の執筆などを手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。