目次
第1章 主役になれなかった(ロッキードAH‐56シャイアン;コンヴェアXFY‐1/ロッキードXFV‐1;ロックウェルXFV‐12 ほか)
第2章 可能性の追求(ライアンX‐13ヴァーティジェット;SNECMAコレオプテール;フライング・プラットフォーム ほか)
第3章 実らなかった執念(チャールズ・ジマーマンとチャンス・ヴォートV‐173/XF5U;アレクサンダー・リピッシュとエアロダイン;フランク・ピーアセッキと複合ヘリコプタ ほか)
著者等紹介
浜田一穂[ハマダカズホ]
1950年東京生まれ。中央大学文学部哲学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nata
1
冒頭著者が言う通り、計画機の中でもほとんど成功してない印象のあるVTOL機をまとめた一冊。双発なら故障時に備えて両方のエンジンをシャフトでつなぐ必要があるとか、トランジション時の操縦性や操縦方法の問題など、やっぱいろいろ大変そう。見た目的にはオスプレイのようなティルトローター、またはティルトウイング、複合ヘリコプターぐらいがまともに思える。テイルシッターなんか見るからに…な感じ。2022/05/29
かつきち
1
VTOLというロマンと言うか、夢なんだろうなと思いつつも、ペイロードが稼げない、整備性、安全性、あたりで、そもそもの航空機としての素性が悪いロマンなんだろうなと思った。筋の悪い発想はどこまで行っても難しさがつきまとうわけで、ハリアーもオスプレイも数少ない成功機もその呪縛からは逃れられていないわけで。 でも筋の悪い発想に立ち向かう技術者の姿勢は本当に大好きだととも思った一冊。2019/10/02
ごいんきょ
1
VTOL機のあれこれ。 それにしても知らない機体が多くあります。 沢山の人が色々考えてたんですね。2017/07/20
ドリアン・グレイ
0
1950,60年代の機体でもVTOLできるものが多かったことに技術力の高さを感じた。効率面を考えると軍用機以外でVTOL機は発展しない気がする。2016/11/07