内容説明
地中海に浮かぶ小さな国マルタの旅エッセー。シチリアの南にあるマルタ共和国。16世紀に造られた要塞都市ヴァレッタや、静寂の古都イムディーナを散策。ゆったりと時間が流れる自然豊かなゴゾ島や、ブルーラグーンが美しいコミノ島にも足を延ばして。魅力いっぱいのマルタの空気を体感できる一冊!
目次
第1章 聖ヨハネ騎士団の理想郷―ヴァレッタ
第2章 ヨットが彩る―スリーシティーズ
第3章 静寂の古都―イムディーナ
第4章 のんびり、ゆったり―普段着のマルタ
第5章 花々が咲き乱れる―癒しの島ゴゾ
終章 海に飛び込む子どもたち―夏の輝き
著者等紹介
乾明子[イヌイアキコ]
東京女子大学社会学科卒業。出版社勤務ののち、フリー編集者に。主に女性誌を中心に活動。単行本・PR誌なども手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かなた
7
マルタ留学していたので読んでみた🇲🇹 十字軍の一つマルタ騎士団(聖ヨハネ騎士団)が有名。 オスマン帝国から聖地エルサレムを取り戻す戦いに勝利を収め、神聖ローマ帝国やスペイン、ポルトガル、イタリア諸侯から資金を提供されヴァレッタが建設。 「聖ヨハネ大聖堂」は騎士団の神への寄進によるもので、祈りの中心。騎士団の誇りと信仰を表す象徴。 「マヌエル劇場」ヨーロッパで3番目に古く最も小さい劇場。2024/06/22
amdd
3
マルタは地中海の真ん中、シチリアの南、北アフリカとの間に位置する小さな国。公用語のひとつは英語だ。マルタは全面積を合わせても東京23区の半分にしかならず、そこに世界遺産が3つある。聖ヨハネ騎士団なくしては、マルタを語れないという。また、マルタレースという繊細で美しいボビン・レースの技もあるそうだ。マルタパンも美味しそう。そしてやはり海が綺麗だ。エメラルド色に輝く浅瀬・ブルーラグーンが美しい。ぜひシュノーケリングをしてみたい。2021/11/12
栗きんとん
2
いつか、でも近いうちに行こうと思ってるマルタだけど、これは語学学校のついでの旅行記なのか、1か月滞在しないと経験できないものなのか、 ガイドブックでもなく、どんな位置付けで捉えたらいいんだろう? 自身の感想文の割に、何歳くらいでどんな仕事で、1か月語学学校に行けて、一体どんな人なのかさっぱりわからない。写真も1枚もないし。 思ったのと違った。2019/05/22
ポポロ
2
マルタ島を舞台にした旅行エッセイ。手に取った時はマルタ島についての知識は無く、一度行ってみたいと考えていたイタリアに近いからという理由から読み始めたのですが、内容の素敵なこと。劇場でのコンサート、キリストのお祭り、教会、乗馬、花々が咲き乱れる島に巨石神殿、海…。著者の乾さんの文章もとても心地良く、私もマルタ島を旅している気分で少しずつ読み進めて行きました。素敵なカフェで飲み物片手に読むのにぴったりな一冊です。マルタ島、いつか行ってみたいなぁ…。2017/07/22
スプリント
2
オスマントルコとキリスト教国の争いの舞台となった島という知識しかなかったので観光名所や文化・慣習など読みどころ満載でした。綺麗な写真がたくさん掲載されています。2015/09/19
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- 和書
- 地獄とは何か