メディアパルムック<br> ポール電車巡礼

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ポール電車巡礼

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  • サイズ B5判/ページ数 160p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784802158947
  • NDC分類 686.21
  • Cコード C9465

出版社内容情報

幼少の頃、銀座通りで垣間見たポール時代の都電は、私の「鉄道原風景」として脳裏に焼付いている。長じて、鉄道写真を楽しむようになったとき、関東近辺のポール電車は江ノ島鎌倉観光(現・江ノ島電鉄)と銚子電気鉄道の2路線のみが存続しており、両社には高校時代を通じて数回ほど訪問している。いっぽう、関西にはポール電車が走る多くのトロリーラインが健在であった。特にポール電車の本場ともいえる「古都」京都には、京福電気鉄道/叡山・鞍馬線、同/嵐山・北野線、京阪電気鉄道/京津・石坂線の2社・6路線のポール集電が健在で、本場のポール電車を巡りたい想いが年々募っていった。これらのポール電車の姿を求めて最初に古都を訪れたのは1964年の冬であった。ガイド本などない時代のことゆえ、鉄道友の会を通じて知己を得た同年代の藤本哲男氏にガイドをお願いして、京阪電鉄/京津・石坂線、京福電鉄/嵐山線、京福電鉄/叡山・鞍馬線の順でポール電車の活躍を記録した。憧れの古豪デナ1やデナ21と初対面した京福電鉄の修学院車庫で、氷雨に祟られた辛い撮影記憶が昨日のように蘇ってくる。高校時代の1965年には、秋田県のトロリーライン、羽後交通/雄勝線と秋田市交通局(秋田市電)の両社に足を伸ばした。殊に営業休止を五か月後に控えた秋田市交通局の訪問では、旧都電木造3000形の改造車や1950年代の都電塗装をまとった60形(都電6000形の姉妹車)が最後の奮闘をする姿を記録することができた。いっぽう、岩手県を走る花巻電鉄/鉛線はポール集電の軽便路面電車という唯一無二な存在で、花巻名物「馬面電車」に象徴されるトロリーラインだった。フォトジェニックな沿線風情に惹かれ、ここには学生時代に数回通っている。時代は流れ1970年8月、京阪電鉄/京津・石坂線がパンタグラフ集電化されることになった。流線型・連接車として名高かった60形「びわこ号」も引退した。最後までトロリーホィール集電をしていた京福電鉄/嵐山・北野線が1975年秋にZパンタ化された。そして、ポール電車として最後まで残っていた京福電鉄/叡山・鞍馬線がパンタグラフ集電に替り、日本国内から『ポール電車』の姿が消えたのは、3年後の1978)年11月のことであった。 初めて江ノ電のポール電車を記録してから60余年を経た2024年末、モノクロフィルムの寿命も考慮して、1962年から1978年までのポール電車の記録をまとめた本書「ポール電車巡礼」を上梓することになった。訪問先の9社12路線で撮影した約250点に及ぶ作品をデジタルリマスターして、グラフページを構成した。(著者「まえがき」より)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えすてい

5
諸河久が若き日に撮影した、私鉄のトロリーポールの電車を集めた本。地方私鉄・路面電車から京阪大津線・嵐電(嵐山本線と叡山線)までを対象とする。コラム形式で現役のトロリーポール電車である明治村の京都市電にも触れている。諸河久本人撮影写真だけではなく他人が撮影した写真も提供されて掲載。個人的には花巻電鉄軌道線が印象的だ。諸河久が訪れた時には馬面電車は既に営業運転から退き昭和30年代製造の電車が主力となっていた。花巻から西鉛温泉まで電車では60分に対し並走するバスは40分、電車に勝ち目はなく廃止された。2025/05/14

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