出版社内容情報
足尾銅山から産出される鉱石を運ぶためにつくられた足尾線。いまではわたらせ渓谷鐵道になっているが、かつては小型タンク機関車C12型が重連で走る路線として注目を集めた。鉱山には独特の施設があり、そこには鉱山従事者の町も広がっていた。そのむかし、機関車を追いかけるだけでは気付かなかったことをも考察しながら、かつての鉄道情景を再現する。いまではさいたま市の「鉄道博物館」に収まっている流線型電気機関車EF55は、独特のスタイリングから大きな人気を持つ。そのラストランとして上越線を走った記録、また興味深い機関車のディテールなどを追いかけた。
著者等紹介
いのうえ・こーいち[イノウエコーイチ]
岡山県生まれ、東京育ち。幼少の頃よりのりものに大きな興味を持ち、鉄道は趣味として楽しみつつ、クルマ雑誌、書籍の制作を中心に執筆活動、撮影活動をつづける。季刊「自動車趣味人」主宰。株)いのうえ事務所、日本写真家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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