出版社内容情報
神奈川県内で3番目の都市として川崎市が誕生したのは1924(大正13)年7月。その後の合併により市域が拡大し、1939(昭和14)年3月に現在の市域が形成されている。その後、1971(昭和46)年8月には札幌市・福岡市とともに政令指定都市になり、その際に川崎区・幸区・高津区・中原区・多摩区の5区が誕生し、1982年には分区により宮前区と麻生区が誕生して現在の7区となっている。江戸時代初期の1623年に東海道の川崎宿が設けられたことから多摩川の渡し場として賑わい、明治以降は近代工業の誕生で工業地帯として発展を遂げた一方で、内陸部は都市近郊の農村として発展、さらに高度経済成長期以降はニュータウンとして開発が進められた。本書はそのような多様性をもつ川崎市について、主に昭和初期から昭和末期までの地図と明治・大正期の地図をみながら歴史の歩みを辿るものである。
内容説明
全7区(川崎区・幸区・中原区・高津区・多摩区・宮前区・麻生区)を掲載!
目次
序章 懐かしい写真で見る川崎市(川崎区・幸区・中原区・高津区・多摩区・宮前区・麻生区)
1章 歴史テーマで見る川崎市(人口150万人都市の歩み 市制100周年を迎える川崎市;京浜工業地帯と川崎 川崎の発展と臨海部;宮前区と麻生区は分区で誕生 川崎7区の歩み;改修工事で広大な河川敷誕生 多摩川物語;関東初の電鉄会社誕生 川崎大師と京浜急行 ほか)
2章 古地図で見る川崎市(多摩ニュータウン計画で陽が当たる 小田急多摩線沿線;新駅はかくて麻生区の顔となった 新百合ヶ丘駅地区の発展;川崎市の最北部の街 南武線登戸~稲田堤周辺;川崎市最大の緑の宝庫 生田緑地;80年の歴史を閉じた向ヶ丘遊園 南武線宿河原~二ヶ領用水周辺 ほか)
著者等紹介
坂上正一[サカウエショウイチ]
東京・深川生まれ、1972年東京都立大学経済学部卒業。日刊電気通信社に3年ほど在籍後、日本出版社に就職。その後、フリーランスとして生活文化をフィールドとして活動。2006年、新人物往来社『別冊歴史読本 戦後社会風俗データファイル』に企画・編集協力で参画後、軸足を歴史分野に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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