内容説明
新型コロナウイルス克服のカギを握る「免疫」。しかし残念ながら、免疫は加齢とともに衰え、「免疫老化」が進んでしまう。ただ、この「免疫老化」を防ぐものとして、細胞の中にある不思議な器官「ミトコンドリア」が重要な役割を果たしている可能性がある。現在、国産ワクチン開発の最前線をひた走る第一人者が、最新の新型コロナウイルス情報とワクチン開発の現状を解説するとともに、「免疫老化」やその対処法を詳しく解説する、ウィズコロナ時代に必読の書。
目次
第1章 新型コロナウイルスの最新情報とワクチン開発(新型コロナウイルスの最新情報;SARSとMERS ほか)
第2章 免疫の仕組み(免疫の仕組み;生体防御反応と免疫 ほか)
第3章 免疫老化とミトコンドリア(老化に伴って免疫の応答が低下・劣化する;獲得免疫と免疫老化 ほか)
第4章 ミトコンドリア活性術 食事/運動/疲労/ストレス/睡眠(感染症の脅威に備えるために;免疫調整と免疫老化 ほか)
第5章 コエンザイムQ10で免疫老化を防ごう!(CoQ10の歴史;CoQ10の物理化学的な特徴 ほか)
著者等紹介
森下竜一[モリシタリュウイチ]
大阪大学大学院医学系研究科臨床遺伝子治療学寄附講座教授。昭和62年大阪大学医学部卒業、米国スタンフォード大学循環器科研究員・客員講師、大阪大学助教授大学院医学系研究科遺伝子治療学を経て、平成15年より大阪大学大学院医学系研究科臨床遺伝子治療学寄附講座教授(現職)。日本血管認知症学会理事長、日本抗加齢医学会副理事長、日本抗加齢協会副理事長、日本遺伝子治療学会副理事長など各学会の理事を務めるほか、内閣官房健康医療戦略本部戦略参与(本部長菅義偉内閣総理大臣)、大阪府・大阪市特別顧問を務める。過去に、知的財産戦略本部委員(本部長小泉純一郎内閣総理大臣)、内閣府規制改革会議委員・規制改革推進会議委員(安倍晋三内閣総理大臣諮問会議)、2025大阪・関西EXPO具体化検討会委員など公職を多数歴任。日本で大学発バイオベンチャーとして初めて上場したアンジェス株式会社創業者で、現在新型コロナウイルスに対するワクチン開発を目指している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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